注目していた金曜発表の投資主体別売買動向は、予想通り「外国人」の大幅買い越し、「個人」の売り越しとなりました。そろそろ利益確定売りが生じても良い頃となりましたが、大商いの玉を掃かすにはそれなりの出来高が必要で、もうしばらく強含みが生じる可能性も考えられます。いずれにしても、明日、月曜は配当取り日とあって、安いところがあれば拾っておくのが良策か?


さて、東北の惨状を見るにつけ、被災された方々の悲しみや悼みはもちろんのこと、復興費用の計上は並大抵ではなく、復興債など、高齢者を中心とした家計に眠っているとされる1400兆円とも言われる貯蓄の前向きな使われ方が望まれます。また、健全な消費意欲が減退される「自粛ムード」の打ち消しも必要なことと考えます。

戻りは良いところまで来た印象です。

原発の危機回避については既に相当部分織り込んだと思われます。通電による冷却機能の回復等、さらに前向きなニュースが流れても買う場面ではないでしょう。それより、産業界にとって輪番停電以上に工場の被災は懸念材料で、電力がなければ復興にも手がつけられないと思われます。余談ですが、筆者も楽しみにしていたipad2も日本で供給される部品のメドが立たず、世界的に品薄状態にあると聞きます。スーパーでは、敷島パンが関東地区の工場が被災し生産活動に影響が生じているとの張り紙がありました。品不足による消費の落ち込みが懸念されます。


日本中で祭りやイベントが中止されていますが、この自粛ムードも『東北の人たちが苦しんでいるときに贅沢はやめよう』というようなムードにつながり、経済の停滞に一役買いそうです。火発の再開により早期に電力供給が回復することを期待します。


9501は明日から値幅300円、先日の寄りの倍値近くになります。国家賠償法適用発言もあったようですが痛みなき再建は世論が許すでしょうか。いずれにせよ、S高まではいかないでしょうが、明日は東電祭りの最終日となるのではないでしょうか。


(追記)

産業界の操業停止は在庫を最小限に抑えるジャストインタイム方式が徒となっている模様。小さなネジ一つの不足で製品ができない。金融支援もさることながら、やはり電力供給が鍵になると考えます。

懸念していた原発は電源系統が稼働するか否か依然として予断は許さないものの、最悪の事態は避けられそうな様相となってきました。今のところ、三連休に持続された方が利益を得たわけです。おめでとうございました。

さて、本日のアジアは総じて高く、欧州も堅調で、CMEも9,500円と、高い位置をキープしていますが、このあたりが目先の上限である気がします。ここから本格的なトレンドへ回帰するための需給整理が始まると見ています。

注目の9501はS高で金曜大引けを迎えましたが信用倍率は素直です。間違っても、このまま痛みなく再建可能とは思えません。