昨日7月17日(日)は、初めて山下達郎氏のライブに行ってきた。
チケットは友人に取ってもらったが、先に6月の八王子でのライブに予約したが抽選で落ちてしまい、再度の予約で昨日のNHKホールの分が抽選で取れた。
収容人数3千数百人に対して抽選倍率がどのくらいだったのか分からないが、貴重なチケットを入手出来た。
会場に集まったのは山下達郎氏と同世代と見受けられる方が多く、白髪交じりの50代、60代ばかりのもようで女子は少ない。
10代、20代と思われる若い世代は見つけられなかった。
NHKホールに入るのは今回が初めてとなり、6月まで改修工事が行われていたとの事で、その後にポップスでライブをするのは山下達郎氏が初めてとの話があった。
会場の中に入り、周りを見渡し「これが紅白が行われている会場か!」と感慨深いものがあったが、思っていたより舞台が小さいと感じ、紅白で出場歌手が舞台上に勢ぞろいするのは、さぞかし窮屈だろうと思った。
席は飛行機のエコノミーシートより狭く、前方にスペースがないために、足を組む動作が阻まれた。
ここNHKホールでの山下達郎氏のライブは2夜連続で、参加するのは2日目の方だったので、69歳の山下達郎氏は演奏に疲れているではないかと懸念していたが、前日の1日目の東京は大雨の中での開催であり、傘を差して雨に濡れながら足を運ぶことを回避出来たことは運が良かったと自分をなだめた。
18時、ようやく開始時間となり、舞台に出てきた演奏のメンバーは山下達郎氏、ドラム、ギター、ベース、サックス、ピアノ、キーボード、コーラス3名で総勢10名。
そして、SPARKLEのイントロが始まった!
10名の演奏者に物足りなさは感じられなかった。
座席が2階の後方だったので、雑誌DIMEの付録の望遠鏡を使って山下達郎氏の顔まで認識することが出来た。
それにしても驚いたのは、山下達郎氏の声量と、CDで聴くのと同じクオリティで衰えていない歌声。来年70歳古希の人とは思えない。
TV出演がなく、生ではラジオからしか人物像が分からず、人前に出るのを厭うのであれば、MCなどあまり無いと想像していたが、そうではなく、結構話をしてくれて面白かった。
知らずに驚いたこととして、LET’S DANCE BABY が始まると多く観客が示し合わせたかのように立ち上がり、つられて立ったのだが、曲の途中で一斉にクラッカーが鳴らされた。
後から調べて知ったが、歌詞「心臓に指鉄砲」を歌うタイミングで鳴らすのが定番となっているとの事。
鳴らされた数だけライブのリピーターが多いことが分かった。
2時間の演奏が終わり、メンバーはステージから消え、少ししてオレンジからチェックのシャツに着替えた山下達郎氏の再登場に続いて同じメンバーが再登場した。
他会場と同じ決まったナンバーの演奏のようで、アンコールというのか分からないが、4曲30分ちょっとの演奏となった。
途中、3階の客席まで声を届けると言って、マイク無しで発声するパフォーマンスがあったが、よく聞こえてきており、自虐的に前期高齢者、老人虐待とつぶやいていたが、そうとは思えず衰えを感じさせない。
この調子なら、来年もライブを続けられるのではないだろうか?
聞きなれてない曲もあり、以下が演奏曲だと思うのだが、トータル2時間40分。
ちょっと高いと感じていたが、12,000円のチケット代を満足させる公演だった。
機会があれば、また定番有名曲の生演奏を聴きたい。
SPARKLE
あまく危険な香り
RECIPE
メドレー
Juvenileのテーマ〜瞳の中のRainbow〜
雨は手のひらにいっぱい
人力飛行機
ポケット・ミュージック
僕らの夏の夢
君は天然色 (大瀧詠一の曲)
Paper Doll
シャンプー(演奏:山下達郎キーボードとサックスのみ)
おやすみ、ロージー-Angel Babyへよオマージュ-
I ONLY HAVE EYES FOR YOU
メドレー
Joy To The World
クリスマス・イブ
メドレー
蒼茫
Blowi’ In The Wind(ボブディランの曲)
希望という名の光
蒼氓(英語歌詞)
さよなら夏の日
BOMBER
SILENT SCREAMER
メドレー
LET’S DANCE BABY
LOVELAND,ISLAND
踊ろよ、フィッシュ
高気圧ガール
ヘロン
CHEER UP! THE SUMMER
LET'S DANCE BABY
ハイティーン・ブギ(マッチに作曲提供曲)
アトムの子(途中で鉄腕アトム)
着替えた後のアンコール
THEME FROM BIG WAVE
Ride On Time
いつか(SOMEDAY)
YOUR EYES