卒業の日 | きみと過ごす125日

きみと過ごす125日

主に自作の詩を書いています。



きみとの約束を
右手に握りしめていた


放課後のチャイムの
合図で走り出したぼく


校庭の雑踏を
振り払って駆け抜けた


落ちた桜の花が
舞い上がる


鞄の中の筆箱が
がちゃがちゃと音をたていた


バス停が見えた


今日で最後になるけれど
きみといつも下車していたバス停


きみがぼくに気付いて
手を振った


その表情はどこか不安げで
どこか自慢げで
どこか大人びていた