『崩れゆく森』

『崩れゆく森』

- 大企業が崩壊していく様を描いた短編小説 -

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12年前に見た空を見上げていた。

今日はあの日と違って、冷たい雨が降り、グレーな空。それ以外はあの日と同じでビルが立ち並び、冷たい街。



あと二週間で森での人生は終わる。



この12年、沢山の出来事があった。

特にこの数ヶ月。いや、この一週間は考えもしない事が次から次へと起こり、私を成長させた。



学びと感謝。



森の木々は冷たい雨にうたれても、激しい風に吹かれても、そこから何かを学び、枯れてはまた春には若葉を生やし、生きてる喜びに感謝し、そして、また枯れていく。



また若葉を生やせ、輝ける日がくることを願って。



私もまた、いつか若葉を生やそう。



空を見上げながら、

新しく始まる人生に期待と不安を抱きながら、私は微笑んでいた。