世界遺産検定の勉強を始めて
5日が経ちました。

第1日目にも書きましたが、
この30日間のチャレンジは、
自分のチャレンジの「記録」として、


また、同じように今後、
世界遺産検定をチャレンジされる方の
「参考情報」として投稿していますので、
 
別に「面白く書こう!」なんて
全く思っていないのですが、
たくさんの方が、


「塩原さんの文章が面白くて
今まで興味のなかった
世界遺産に興味を持ちました!」


とコメントを下さることから、
気付けば面白い記事になっているようで、

無意識でここまで
人を惹き付けてしまう
自分の文才に
畏怖の念さえ覚えてしまいます。


こんにちは、
文豪原畏怖之です。


かつては
文章を書くことが苦手すぎて、
中3の時に書いた読書感想文を、
高校の時、3年間使い回し続けた経験が
あったりなかったりしますが、


人は変われるようです。




さて、今日も
世界遺産について学びましたので、
本日の学びを少し書き残したいと思います。


今では世界遺産の数が
1000件を超え、毎年20-30件もの
世界遺産が増え続けています。

世界の様々な文化や歴史、
豊かな自然が我々人類の宝として
認知・保護される、

UNESCOの世界遺産を通じた
世界平和活動には、
とても大きな意義を感じています。


一方で、

「もはや本当の意味で『世界レベル』
と言える遺産は全て出尽くしたのではないか」
という声もあるようで、

いま、世界遺産は、
「岐路に立っている」とも言えるようです。



さて、ここで質問です。



「なぜ、国や人々は、
自国の伝統的な建物や自然や景観などを
世界遺産に登録したいと思うのでしょうか?」



理由は様々あると思いますが、
そのうちの1つとして、


「世界遺産に登録されると、
観光客が集まり大きな経済効果を
もたらすことができる」


という「経済的な理由」が
少なからずあると考えられます。



もともと世界遺産は、
世界で急速に進んだ開発の波が、
文化財や自然環境に
負の影響を与えかねないため、

その影響から地球の宝を守ろうと、
世界各国が知恵を出し合った結果
生まれたものです。



そして、世界遺産に登録されると、
各所有国に世界遺産の

「保護と保全の義務」が生じます。


この仕組み自体には大きな意義があり、
今後も大切にしていくべき
考え方だと思います。


しかし、
保護や保存のためのコストや、
そのために必要な
人材には限界があるため、

いざ、世界遺産に登録されたものの、
そこに観光客が増えすぎることで、
世界遺産の保護と保存のコストが増え、

結果として
その土地が疲弊してしまう
という側面もあるようです。


オーストラリアの
「エアーズロック(ウルル)」が、

2019年10月をもって
登頂が禁止されるということを先日書きましたが、
この決定には前述のような背景があるようです。


ですから、
世界遺産を観に行くこととは、
その地球の叡智が凝縮された宝を前に、


「貴方は、地球に何ができる?」


そのように問われ、
それを考え、
行動するキッカケを頂くこと。

そう考えられるのかもしれません。



Think Globally, Act Locally.
(地球規模で考え、足元から行動せよ)



「自分は、地球に何ができるのか?」
「自分は、家族に何ができるのか?」
「自分は、仲間に何ができるのか?」
「自分は、今日初めて会ったその人に何ができるのか?」
「自分は、今目の前にいるその人に何ができるのか?」


ソフトバンクの孫正義さんが、
ご自身が肝硬変の直前の慢性肝炎を患い、
余命5年だと医師から告げられた夜に
泣きながら思ったそうです。


「僕には初めて僕の言葉を信じて
お客さんになってくれた大切な恩人がいる。
仲間がいる。家族がいる。彼らの笑顔が見たい。

いや、その後ろには
50人、100人、1000人の人がいる。
その人たちの笑顔も見たい。

いや、地球の裏側にいて
一度も会ったことがないような、
リンゴをかじりながら
泥だらけになって遊んでいる
ニコッと笑う女の子の笑顔さえ見たい。


・・・よし、俺は生きるぞ」


病室のベッドの上で
真剣にそう思ったそうです。

すると、生きる希望、
生きる欲望が湧いてきたそうです。

それからの孫さんの快進撃は
僕らが知っている通りです。



「世界遺産」に限らず、
僕らの周りに見えるものは、
先人が命をかけて今日まで
伝えてきてくれたものばかりであり、

そこには壮大な
人や自然や地球のドラマがあります。


明日の終戦記念日を前に、
今日はそんなことを考えていました。


ps:
冒頭でアホみたいなことを書いていた

人物の記事だとは
思えないかもしれませんが、
正真正銘、文豪原畏怖之の記事です。