俺はカプンコアクションが好きだが、その理由を説明しようとすると質感とか奥行きとかそういう言葉が出てくる。
とりあえず分かってる事は、カプンコアクション以外のアクションゲーで質感の良さや奥行きを感じる事は少ないって事。
ただ、その質感や奥行きをもっと具体的に説明する方法が分からない。
カプンコアクションは画面の中に世界があって、そこに物理的に存在してるキャラクターを動かしてるような感覚なんだよな。
他メーカーのアクションゲーは所詮作られた映像にしか見えない。
この差を上手く説明出来ないのが難点だが、大半のアクションゲーはペラペラな感じがして奥行きを感じない。
オマケに最近は死にゲーが流行ったせいか、遊び方までペラペラで薄く浅い戦闘アクションのものが増えたように思う。
基本的に判定が必ずプレーヤーキャラを巻き込むから、それに対してある程度正確なタイミングでボタンを押すだけのQTEゲー。
そんなのアクションゲーじゃないんだけど、それがアクションゲーじゃないと説明するためには俺の語彙が足りない。
これの何が問題かって、質の良いアクション(モンハン等)を真似した結果失敗するのではなく、最初から安いアクションを作りに行ってるって事。
てか思った。
モンハンを真似したゲームが悉く死に、ソウルライクを真似したゲームは普通に生き残ってる。
それが全てではないかもしれないが、ソウルライクのアクション性の安さを良く表してる。
モンハンを作るのは難しいけどソウルライクは簡単なんよ。
規模の差はあれどベースのクオリティはインディーズゲーだもん。
質感や奥行きで通じる人はアクションゲー好きだと思うんだけど、大半の人はソウルライクと本家モンハンの戦闘アクションの質の違いなんて気付いてない。
そういう人には質感や奥行きって言葉だけでは恐らく説明出来ない。
でもそういう人は多いから、結果そういう客層を狙った任天堂モンハンはペラい出来になる。
言語化してこなかっただけで昔からこういう事を思ってたからこそ、モンハンが任天堂ハードに移った時に俺はモンハンをやらなくなったんだろうな。
任天堂ハード自体は嫌いじゃないけど、任天堂ハードに本家モンハンみたいな渋いゲームは合わない。
そもそもスペックが低いし。
うーん、カプンコ製アクションの品質が良すぎて、他メーカーのアクションゲーが殆どショボく見える。
これ結構な悩みで、例えば開発がコーエーテクモのアクションは買えない。
チームニンジャと聞いたところで何の期待も持てないんだよな。
サンプルのスクショの時点で「なんかショボそう」って分かるもん。
3Dの映像なのになんか立体感が無いというか、それこそ奥行きが無いというか。
とにかくペラい感じが静止画ですら感じられる。
そんで実際のプレイ映像も軽い。
カプンコ製ではそれが無い。
唯一、アトラスから出るゲームだけは少し興味が沸く。
アトラス自体が尖ったもん出してくる印象あるし、実際質の良いゲームが多いと思う。
バニラウェアの横スクアクションとかアクション好き的にも最高だしな。
プラチナもアクション強いらしいけど、あんなのでアクション強いんだとしたらカプンコを表す言葉は何になるんだろうな。
少なくとも俺はプラチナのアクションに質の高さとか感じた事無いし、ボタンを押すと映像が流れる系ゲームだと思ってる。
カプンコアクションはやっぱアクションゲーとしてしっかり作られてる分、UIとかも良いんだよなあ。
オプション開いた時のメニュー操作1つ取ってもカプンコアクションは他メーカーと質が違う。
作り手の出来も良いから自然と洗練されて効率的なUIになってくんだろうか。
そんなんだから新しいゲームをなかなか買わない。というか買えない。
昔からずっと同じゲームをしてる事が多い。
モンハンなんかマジで一生やってる。
それを悪い事だとは思わんのだけど、もう少し軽い気持ちで他メーカーのアクションにも手を出したいなあ。
だいたいモンハンやデビルの素晴らしさを再確認して終わるんだけどね。