【お約束】
オーバークロックネタです。「自己責任」という言葉の意味を肝に銘じ、
それなりの知識と興味のある方だけ、特攻してください。
さて。
AMDのM/Bの場合、NBとHT(※)のクロックが変更でき、
各2400MHzにすればかなり良くなる的な記事をどこかで読んだので、
ちょっと試してみました。
※
NB = Northbridge
HT = HyperTransport
BIOSの設定画面。

本題のNBとHTのクロックアップが可能です。
私のM/Bの場合、初期値はAuto(2,000MHz)でした。
ここでのPCスペックは、
AMD PhenomⅡ X4 965BE (C3) 3.4GHz(⇒3.8GHz固定)
ASUS M4A89GTD PRO/USB3 BIOS:1703
CORSAIR DDR3-1600 8GB(2GBx4 DualChannel)
WesternDigital WD5000AAKS-00V1A0(500GBx2台)RAID0
MSI N480GTX-M2D15(GeForce GTX 480 40nm SP480 VRAM1536MB(GDDR5・384bit)定格)
ベンチマークソフトは、各性能の総合評価を出せる「CrystalMark 2004R3」を使用します。
HDDのテストサイズを1024MBにして、Markをクリック。

※この画面ショットは、NB/HTともに定格の2,000MHz(Auto)の結果です。
DDR3-1600のおかげで、メモリの数値が結構良い感じΣd(゚ω゚*)
で。
NB/HTのクロックを、各1600、2000、2400に設定して、スコアを比較してみます。


クロックの分だけ、メモリのスコアが伸びています。(Cacheスコア込み。詳しくは後述)
他は残念ながら誤差ですね。
では、メモリだけに絞って再ベンチ。


やはり、クロックの分だけ上昇傾向がありますが、顕著なのは「Read」性能だけですね。
冒頭の「2,400MHzが特に良い」的な事はありませんでした。
本当は、上記以外に「Cache」という項目もあるんですが、低クロック高クロックに関係ない様な、全くアテにならないスコアが出てしまうため、省きました。
私のM/Bの場合、NBが 4,400MHz まで設定は可能ですが、
3,000MHz で起動不能になりました(^^;
なお、NBの上限がかなり高い一方、HTは 2,600MHz までが上限の様です。
結論。
以上のテスト結果から、
NB/HTの安定常用クロックは、各2,400MHzかと感じました。
(↑無負荷24時間放置クリア、OCCT6時間クリアしました。)
それ以上でも確かに性能向上にはなりますが、過度のOCは危険なのは常識。
私はここまでかなと思います。