Q9650のL2キャッシュ設定について。 | 俺の塩。の無駄ブログ

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今回、Q9650に載せ替えたのでレビューをするところですが
その前に、L2キャッシュについて自分で調べた範囲の無駄知識を書いてみたいと思います。

ご存じの通り、CPUには、L1、L2キャッシュというものが搭載されており、
よく使う命令群を、メインメモリより遙かに高速なCPU内部のメモリに置いておくことにより、
パフォーマンスアップを図るというテクノロジです。

最近のCPUは、このL2キャッシュが大容量になっており、
Core2Duo E6600 ⇒4MB
Core2Quad Q6600 ⇒4MBx2 =8MB
Core2Quad Q9650 ⇒6MBx2 =12MB

このように、一般的にはCPUのグレードが上がるにつれ、容量もアップしています。



さて、前置きはここまで。


WindowsXPには、L2キャッシュを手動設定できるというレジストリキーがありまして。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Session Manager\Memory Management
SecondLevelDataCache = 1024
(10進数。単位はKBで指定)

私が手に入れたQ9650は、L2キャッシュ=12MB(12288KB) という訳で
設定値:12288(KB)とすればOKとなるところですが。。。
ちょっとマテ。


Core2Quadは、内部的に6MBのキャッシュメモリが2個搭載されているので、
6144(KB)とするべきか、はたまた12288(KB)とするべきか非常に悩んでしまいました。


悩んだ末。。聞いた方が早いかと。


人生で初めて、Intel社のサポートに電話してしまいましたw



「Q9650を買ったのですが、WinXP sp3のレジストリで、L2キャッシュの設定値をどういう値にすればいいのですか?」

(゚д゚)「とくに設定は必要ありません。それで問題無く動作するはずです。」

「せっかく良いプロセッサを買ったので、ちょっとでもパフォーマンスアップが出来ればと思ったんですが?」

(゚д゚)「レジストリの設定自体、OS側の内容になりますので、Intelとしてはお答えできる範疇ではありません」


------------終了------------


うーん、もやもやが取れませんw



さらに調べていると、こんなページを見付けました。

【マイクロソフト サポート オンライン】 SecondLevelDataCache の詳細な説明
 http://support.microsoft.com/kb/183063/ja/

この記事によると、
レジストリ値:SecondLevelDataCache は、OS側が、CPUのL2キャッシュ容量を認識できなかった場合のみ有効なキーらしいです。
従って、最近のCPUの場合は、システムがL2キャッシュ容量の情報を自動で取得するため、とくに手動設定しなくてOK
という結論になります。

つまり、

SecondLevelDataCache = 0

これでいい訳です。



実際、確かにこのレジストリキーを手動設定しても、各種ベンチマークにはあまり影響がなく、誤差程度の違いでしかなかったので、Intelの電話サポートの回答の通りであると言えます。ちょっと悔しいですがw


心配な方は、手動設定しても問題ありません。
私は一応、6144(KB)と設定してみました。ええ、タブン無駄ですw