厳格な父。
そんな父は勉強、スポーツでも完璧を求めた。


兄、姉はあまり勉強が得意ではなく
幸い私は勉強が2人と比べると出来る方だった。


「お前は上2人とは違って賢いな。」


こんな言葉がその頃の私は嬉しかったし
唯一認められ、褒められたことだと思う。



でもそれは言い換えると
"失敗は許されない"
ことになっていた。


テストで90点以上は当たり前。
70点なんて取った日には



「お前も所詮そんなものなんだな。」
「賢いと思ってたのにバカだったんだな。」



と容赦なく冷たい言葉を言われた。




父がこの学校に行け!
と言ってきたところは自分では到底入らないようなレベルの学校だった。
でも何とかしないとと思い必死に勉強した。
結果は不合格。

自分が残念。ではなく真っ先に思ったのは



「また父がガッカリする。叱られる。」
だった。



精一杯頑張ったのに父は"結果"だけしか
みてくれない人だった。




どうにか認めて欲しくて
褒めて欲しくて
笑って欲しくて
喜んで欲しくて




私は必死だった。
そのくらい私は父が好きだったから。




でも本当は

何をしなくても
出来なくても
ただただ私を
愛してほしかった。




「頑張ったな。」
「そのままでいいんだよ。」





そんな言葉が欲しかった。




続きます