アイスダンス、男女SPが終わった段階の順位とポイントは以下の通りです。
①アメリカ 52
②日本 44
③フランス 34
④イタリア 30
⑤カナダ 28
⑥ジョージア 25
アイスダンスはテレビで「うたまさ」を見ただけです。大きなミスがありました。WCほどピークにもってきてないのではないかと思われる点数とはいえ、やはりみたいもの。Youtubeにあがってくれないかなあ...
アイスダンス詳細
アイスダンスプロトコル
シングルはある程度、テレビ放送してくれています。また、一部はYouTubeに動画であがっています。
男子SP詳細結果
男子SPプロトコル
1 Ilia MALININ USA 12 106.08 (59.91 46.17)
4F(ターン), 3A, 4Lz3T
4Fでめずらしくオーバーターンとなりました。とはいえ、減点されるようなものではないですしGOEは一番低いもので-1が4、0が4人、点数にははいりませんが1をつけたジャッジまでいまう。イーグルからの3Aは問題がまったくありません。4Lz+3Tは解説の町田くんがパーフェクトジャンプなんていってました。
マリニンといえばなんといってもジャンプです。ジャンプの神とまでいわれてます。4Fで「めずらしく」ミスがでた、でもそれは、減点が低いオーバーターンです。
だけど、滑りや表現もよいと思える演技がつづいています。滑りは見とれてしまうというところはないんですけど、単に自分の趣味の問題かも。少なくとも不満はないし、うまいなあ、と思えるエッジ使いをしているときもあります。表現は、感情をのせてみられるタイプのものではありますまい。マリニンを見て泣けてきた、ということはこれまでなかったし、おそらくこれからもないのじゃないかしら。だけど、ラズベリーツイストのような身体能力を活かした動きをとりまぜながら、音にのりながら表現が繰り広げられるのでみていて楽しいです。このあたりの特性を振付のシェイ=リーンがよく分かっていて、振付をあたえているのでしょう。PRが高いのは納得してしまいます。身体能力の高さが根底にあるのかもしれませんけど、ステップシーケンスなどでもエッジをちゃんと使ってますから、SKもあがってくるんだろう、と思えます。
故障がなければ、マリニンを追い抜く選手って登場するのかしら...前に転倒をみたのはいつだっけ、と思い出そうとしているのですが、うかばず検索をかけてしまいました。2022年のGPSで転倒しているようです。
https://results.isu.org/results/season2223/gpusa2022/FSKMSINGLES-----------QUAL000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf
でも結局は優勝してますからね...
もしかして、それ以降は試合での転倒はないの???
2 Adam SIAO HIM FA FRA 10 96,16 (52.68 43.48)
4Lz(手), 4T3T, 3A
テレビ放送はありましたので演技を見ることはできたとはいえ、YouTubeにはまだあがっていないようです。
最初の動作から物語性というかテーマ性を感じる振付です。ただ滑り始めると少なくともジャンプのときはジャンプ専念になっちゃいますね... とはいえ、手をついてしまった4Lz以外は音楽にもあってましたし、高さもありました。4Lzまわりきってるし、エッジは問題ありませんから、コンディションがよく、成功するとかなりの得点になってくるはずです。表現としてはジャンプが終わってしまってからのほうが面白いでしょうか。歌詞が母語でわかるというのが大きいのでしょう。
今シーズンはそれまで2年連続して優勝していた欧州選手権が4位、SBは2023年にだしたPBの306.78よりもかなり低い275.48など、調子をあげきることはできませんでした。
今回のSPは、ミスでの減点があったためか、昨年の秋にだした今年のSPのシーズンベストの96.74 に届いていません。だけど残りはなかなかよかったです。ジャンプ次第ですが、FSは点をあげてくるかもしれないですね。
3 Jason BROWN USA 4 93.82 (48.01 45.81)
3F, 3A, 3Lz3T
まだ見ることができていません。見たら追加します。4回転なしで90点台、3位ってすごいですよね。
4 Yuma KAGIYAMA JPN 11 93.73 (50.00 44.73 -1.00)
4T3T, 3F(転), 3A
冒頭の4T3T、解説の町田くんが「一点の曇りもない」というので思わず笑ってしまったのですが、たしかに幅のあるいいジャンプでした。次の単独では4Fに挑みました。国別は、来季を見据えて、シーズン中よりも難しいジャンプに挑むことがありますが、今回はまさにそうでしょうか。ライバルがSPから4Fや4Lzを跳んでくるわけですから、SPで4Fをいれてライバルを抜く/ライバルから引き離されないようにする必要があると考えているのがよくわかるチャレンジでした。
表現は、洗練されてきました。素朴な雰囲気が良いと思っていたのでそれがなくなってきたのはちょっと残念な気がしないでもないのですけど、そんなの少数派の意見ですよね(笑)なにより点数にむすびついているのでいいのでしょう。ローリーの振付は前からいろいろな意図をはらんでいたはずですが、以前は7割から8割ぐらいとしたら今は9割でりうようになった、というところかな。
ただし、少なくとも今回は、表現が本格的にはじまったのはジャンプが終わってから、ではないでしょうか。
5 Shun SATO JPN 8 93.68 51.11 42.57
4T, 3Lz3T, 3A
熱があったとかで厳しいコンディションの中、まとめました。ジャンプも種類の難度を落としてしっかりまとめた、というところでしょうか。
WCでのSPの構成は
4Lz、4T+2T(4T3Tの予定だったはず)、3A
でした。
今回は難度を大幅に落としています。だけどミスがないというのは大きいです。WCの得点91.26よりもあげてきました。リスクを覚悟で高得点を狙うか、確実に決めてきっちりと得点をとるか、どちらの作戦を選ぶかは選手と状況次第です。今回は体調不良だったから選択の余地がなかったのかもしれませんが、どちらの戦略をとるかは研究したほうがいいということを示すのが今回の結果なのかも。SPとFSで方針を変えるというのもありでしょう。
スピンはなかなかよかったです。CSSp4は評価がわかれていて、3をつけたジャッジが2人、2が3人いれば-2,-1をつけたジャッジも一人ずついます。ここまでちがうってなんなのでしょ。ステップシーケンスはレベルは落としてしまったとはいえ、見応えのあるもので2人が4をつけています。
体調が悪くても、もっている力をきっちりとだせば90点台半ばまでだせるところまで実力がのびてきたんですねえ。FSでは体調が少しでもよくなって、さらにいいものをみせてくれますように。
6 Kevin AYMOZ FRA 9 88.07 44.69 44.38 -1.00
4T(転倒), 3A, 3Lz3T
テレビでは放送されましたが、YouTubeには今のところあがってないようです。もし見つけたらはります。
今年のWCで5位に入っています。SPのPBは100点超えで、安定しているといっていい選手。前回のオリンピックでは11位でしたが、今度のオリンピックでは5位内をねらってくるのじゃないかしら
今回は冒頭の4Tが途中から前傾になってしまい、転倒したのが大きかったです。3Aは高さがあり、すばらしいできでした。いや、次のスピン、ステップシーケンスと、4T以外はとてもよかったです。さらにはこの曲でこう表現したいんだ、というのがすごくわかる滑りでした。
7 Daniel GRASSL ITA 5 87.07 47.52 39.55 0.00
4S(q)3T, 4Lo(UR), 3A
8 Nika EGADZE GEO 6 84.76 46.47 38.29 0.0
4S3T, 4T(堪), 3A