ある程度、Xに好きな演技をあげて下準備をしてから、こちらで女子をまとめようと思っているのですが、 その前にアイスダンスのあずしんの演技を紹介しておきます。 

 

あずしんをとりあげるといっても、順位に異議はありません。現時点だとうたまさのほうが上ですし、うたまさがWCの代表になるほうがいいのじゃないでしょうか。 

 

あずさちゃんの肋骨の怪我の影響もまだありそうです。前よりはだいぶんよくなっているようには見えましたけど。 

 

だけど、あずしんのプログラム、RDもFDも好きで楽しんでいます。特にFDが好きです。ついでにいうと、昨年のプロも好きでした。それでこの組をとりあげます。 今回、FDは「練習でやってきたことをほぼ完全に出すことができたので、それもすごくうれしいです」(https://mainichi.jp/articles/20241222/k00/00m/050/166000c)という西山くんのコメントをみてにっこり。4CCまでにはもう少し怪我の状態もよくなっていますように。 

 

体格的には有利とはいえないカップルですが、ノーブルなところと親しみやすいところが同居していて、雰囲気はいいのではないかとみています。 

 

このFD、まずこの誰もが知っている「エリーゼのために」という親しみやすい曲が、あずしんにぴったりじゃないですか。そう、クラシックがにあう組だとは思うんです。ノーブルな雰囲気がありますのでね。その一方で、あまり堅苦しいものより、親しみやすいやわらかいものがいいはず。で、また、アレンジパートの演奏も気に入ってます。

 

 振り付けは去年のプロについで、コーチのロマン・アグノエルです。さすがお弟子さんの個性をよく知っていること。 

 

ちなみにコーチには、アグノエル以外に、マリー・フランス・デュプレイユ、パトリス・ローゾンがいます。名高いモントリオール・チームです。この上ない教授陣といえましょう。そのうちデュプレイユが振り付けることもあるかもしれません。 ワンフットとか、ダイアゴナル・ステップシークエンスとか、まだレベルの取りこぼしはあります。どちらもレベル2にとどまってます。

 

その一方で、カーブ・リフト、ローテーショナル・リフト、シンクロナイズドツイズル、ダンススピンはしっかりレベルをとってます。コレオグラフィックにえらんだコレオステップ・シーケンス、コレオツイズル、コレオスライディング・ムーブメントはこれからのばしていってください。

 NHK杯よりずっといいかんじです。あのときはコレオステップでGOEがマイナスになっていたのをはじめとして、ひやひやするものでした。NHK杯のときは92.12でしたが、今回は102.89なのは妥当でしょう。4CCはさらなるジャンプアップを! ついでに今日のエキシビションの演技ものせておきます。こういうプロがあるとエキシにいいですよね。