テレビ放送された前半の感想を。覚え書きにと見ながら書いたのでひたすらあらっぽいです。ご容赦のほどを

 


ラトデニ君 ライオンキング
ラトデニ君の滑り、好きです。競技で必須になっている高難度ジャンプがなければほんと楽しめるよなあ、と思ってみました。

Voila   上薗 恋奈ちゃん

腕使いが独特の振りつけ。氷に手をつくときに印象的なポーズもでます。年齢より大人っぽい曲と振り付けですが、違和感なくあうところがすばらしい。シーズン当初はしっくりきてなかったような記憶もあるのですけど、個性を理解して振り付け、指導した美保子先生の存在も大きいのかもしれません。

Beat It 草太くん  

イーグルとか滑りで眼が行くときは前からですけど、前とくらべるとはるかに曲表現はできるようになったかなと。客席がざわめいていたチラ見せとか前では考えられない(笑)ジャンプのときが曲表現から遠ざかってしまうのが惜しいかなあ。むずかしいですねえ...

Not the End  知子ちゃん

安田レイさんとのコラボ
氷をなめまわすような滑りが良いなあと思ってたら、安田さんにカメラがいってしまって残念。コラボなのでカメラがいくのはしかたないとはいえ...オープニングのときのスパイラルがまずそうでしたが、知子ちゃんって身体の使い方がきれいだというか、ポジショニングがしっかりしているスケーターですねえ。プロになってからますますみがきがかかったかな。また歌声との調和がなんともいえなくて。グレーのシックな衣装ですてきなコラボでした。

パイポー

安田レイさんとのコラボ Easy on Me
滑らかな一体感に満ちた滑り。リフトしようが離れようが、滑らかな感触と一体感は途切れることがないんですよね。お互いの手をはじかせて離れるところは良いアクセントかと。この安らぎと幸福感に満ちた世界をみることができて幸せ。

アダム・シャオイムファ
このスケーター呼んでくれてありがとう、です。暗い照明の中、競技か!?という緊迫感で昨シーズンのFSをすべりました。禁止技扱いのバク転までやりました。ジュニアのときから知っているスケーターですが、そのころはそんなに注目してなくて。リショーの振り付けをすべるようになってから一目おいてます。だって、いいんだもの。リショーがコーチについてずっと教えているというのも大きいかもしてないけど、それにしてもリショー・プロをずっとまともにすべりこなしてます。リショーの振り、独特でしょ?他の振付師と使っている文法がちがいます。手かげんしていることも多いけど、独自性だけめだって作品としてはしっくりきてないことが多い。少なくともこれは絶対すき、というのはほとんどみない。でも、このシャオイムファのときは手加減なしでやっていて、リショーの世界をみせてくれているというか。リショー・プロを滑りこなせるスケーターと考えています。ダンサーが振付家の意図を100%理解できなくても、感動的なパフォーマンスをすることってあると思うんです。それに近いのじゃないかと。いや、もしかして、意図もしっかり理解しているのかもしれません。

祐奈ちゃん
glimpse of us

なにげない滑りの瞬間でみちゃうときあるスケーターです。おそらく曲全体にこう動こう、こう表現しようという意思が緻密にあるんじゃなかろうかと。一カ所、脚をとられたようなところがありましたが、そういうアクシデントとかジャンプミスとかがないかぎり、引きつけるところのあるように思えます。来シーズンも現役でしたよね。うれしいな。

ハビ Bull Fighter
あはは、ハビだあ、という表情と、衣装ではじまりました。あははは。アクセントのつけかたうまいよねえ。効果音をうまくつかった音楽と動きで言葉が聞こえるかのようです。ちょっと太ったかな?

Freedom  西川さんとのコラボ 群舞

えーっと、ガンダムの歌ですよね。ライトのせいもありますが、黒の衣装で、どこかアニメ感のあるすべりでおもしろかったです。氷上の群舞もおもしろいよね、とおもってたところに赤いスーツの刑事君がでてきて、曲がかわります。赤で肩に飾りですか。いやでもあのキャラがうかぶんですけど(笑)すっかり忘れてましたが、刑事君が滑った曲、逆襲のシャアの主題歌らしい。では、シャアのイメージjで滑ったのでしょう。ならば、もっとかっこつけてくれて、無言で自分を見よ、自分こそNo.1、世界の中心みたいな空気だしてくれてもいいかなと思わないでも(笑)

なんて、ツッコミをちょっといれつつも、熱唱を背に楽しくみてしまいました。

ランビ
先日もかいたので繰り返しは予想と思いつつ、やはりすばらしかったです。手のひらを裏返すだけでこれだけの感情のゆれがもたらされるのか、というところです。この緩急、この物思い。シャンソンとのコラボだからかしら。シャンソンってつぶやくような歌というか、単なるシャウトだけでは伝えられないような内にこめた感情を多元的に伝えるものでもあるなあ...で、ランビの滑りが伝えてくる感情も、悲しい、打ちひしがれているとか言う言葉で単純につたえられるものでないというか、一筋縄ではいかないというか。

羽生君 
ランビの演技でわいた会場でしたが、やはりこの人が登場するとまた空気がちがってきます。あ、今日は出だしでこんなふうに首ふるんだ。あれ、ポーズをちがったふうにとらえたくなります。なんだろ、今日は最初から希望の光がみえるというか、過去にかえれない失望感をかんじないというか。たわむれ、というといいすぎですね、いや、この氷にうつぶしたときの感情のそこには大小はともあれ、なんらかの哀しみがあるような気がします。そう、ディレイドのときのジャンプの後味もちがうよね。前はそこが切り替わりになっていて、希望が増したような気がしました。いいかえれば、明快というか、ジャンプという振りの目的がはっきりしていたというか。今回のはもう少し複雑なような... たぶん、ちがう思いが流れているはず。えーっと、最後のアップライトの姿勢、ちょっとかえてきましたか?あと最後の表情は?うううん、notte stellataのときと、先日の放送のと今日のとを並べてくらべてみたいです。見てる側の気持ちがちがうせいもあるかもしれないけれど、おそらく少しずつちがった解釈をしてすべっているのでは。

パパシゼ
彫像が動けばこんなのですか?人間ってきれいなのねえ、などという感想をまたもやもってしまいます。ほんと、ここはリフトも独特。

 

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