GPF結果

 

スケジュールがつまってしまい、GPFはまったく書くことができませんでしたえーん PCにむかいながテレビ放送はながらみしたんですけどね。

 

ほんと、今更ですが、ちょっとだけ書いておきます。

 

男子では、GPSのときにピークがきていたアダム・シャオ・ヒムファがピークアウトしてしまってたでしょうか。フランス大会でピークにもっていってしまっていたかしら。フリーはなんとかまとめましたけど、フランス大会なみの演技ができていたら...と思わずにはいられませんでした。でも欧州選手権、世界選手権と期待してみるつもりでいます。ピークをあわせられたら、欧州選手権は連覇、世界選手権でも表彰台にあがるはずです。逆に今回みたいなこともありえます。

 

佳生君は上向きにくるか、と思っていたら、SPで4Sに問題がでて出遅れてしまいました。体調不良がSPのときからあったのかなあ???それでもFSはいろいろミスがあったとはいえ、いかにも、のパッションあふれた演技で目を離すことができませんでした。今後、元カノの4Loをもどせるかが焦点ですねえ。来週からの全日本でもどってくるとよいのだけど。

ケヴィン・エイモズはピークアウトもあるかもしれないけど、構成が弱いですから、現ルールだとこのメンバーの中で順位をあげるのは至難の業でしょう。とくにFSでは冒頭の4回転がうまくいかなくてあせったかなあ...このタイプの選手、表現はものすごく面白い、だけどジャンプ構成が弱い、というタイプでもファイナル出場は可能だけど、トップクラスばかりあつめてしまうと、ジャンプ構成が致命的になってしまう、という現実があります。女子は、とくにロシア女子がいなくなってから、ジャンプ構成より個々のジャンプにつくGOEが大きくものをいっているわけですが、これは構成の差が3Aと4Tがあるかないかであって、しかも3A、4Tを安定してきめる選手がいませんので、ジャンプ構成ですべてはきまりません。だけど、男子は4回転の種類が多い時代になってますから、構成でだいぶんちがってくる、ということになるわけです。

鍵山君もNHK杯がピークだったでしょうか。あのときはミスしそうな気配すらありませんでした。彼もジャンプ構成は決して強くないですから、4Sと4Tをきちんと決めてはじめて、上位にいける、という状況じゃないでしょうか。4Sの評価は高いですし、たしかにきれいにとんでいますが、5はつきにくいジャンプじゃないかなと思ってみてます。たいして4Tのほうはトウのつきかたにちょっと問題があるような気がします。点はつくはずだけど。

逆に上向きだったのがなんといってもマリニンでしょう。ジャンプ構成は最強でしょう。昨シーズンのWCでいつまでとべるんだ?体型変化でとべなくなるんじゃないか?なんていぶかしんでいたのですが、跳べなくなる気配はとりあえずはありません。疑い深く、今後もこの点を見守っていきたいですけど。4Aも氷を下回っているとはいえ、下回った3Aを跳んでWCやオリンピックで優勝した先例を考えるとはるかにゆるせます。4回転をほぼすべてあぶなげなくとぶっていったいなんでしょう。

もっとも質より量なのは明らかかな。よくこれだけ空中ですばやく回転できるものだ、と感心はしても、特に見たいジャンプというわけではないような気がするけど。これは個人的な好みの問題かしら。

表現もなんとかしたいと思ってるのはわかります。だけど、6人中いちばんよくないというのが現状でしょうか。なのに、PCSの点がじわじわあがっているような気がするという気がかりもあります。

昌磨君は明らかにNHK杯よりよかったです。ジャンプの回転にうるさい、という今シーズンの傾向は、この試合でもはっきりしていて、今回もぬけてしまって3Aが1Aになるというミスはさておき、4Fq、4Tq、3A+1Eu+3Fqとqが続いているのが気がかりです。とはいえ、この試合が今季こだわっている表現と、点数をとるために必要なジャンプが一番うまくミックスされた試合だったでしょうか。あと、今回のFSでは背中に目がいってしまいました。背中が表現の効果をだしているように思えましたので。呼吸とともに背中で表現、というパターンはあるのですけど、それとはちがっていて、背中がメロディーをかなでるというか。だけどこんなの狙って振り付けたはずがありません。おそらく無意識にやってるんでしょうねえ...