Disney+で再度確認しながら続きを書こうと思っていたのですが、いったんみなおしはじめると、ついつい最後まで見てしまってまだ完成していません。その間に世界ジュニアは順調に進んでしまっていていろいろ遅れっぱなしです。

永久に終わらないような気がしてきたので、今日のトレンド入りの「阿修羅ちゃん」についてだけ書きます。

ことのおこりは、武部聡志さんがラジオ番組(「武部聡志の SESSIONS」)で、GIFTの裏話として、「阿修羅ちゃん」はMIKIKO先生振付という発言があったこと。この番組は3月4日の朝4:00-5:00に放送されたようです。


注:「武部聡志の SESSIONS」であれば、以下のサイトの「タイムフリーで過去の放送を聴く」のところで、過去放送をきくことができます。おそらく3月5日の夕方か3月6日からくだんの発言がはいった番組がきけるのじゃないでしょうか。今、2月26日の放送を聞きながらこれを書いています。

 

 

 

そこに羽生君がyoutubeコミュニティで次のような訂正をしたのです。

 

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(…武部さん、『阿修羅ちゃん』は僕の振り付けなんです…イレブンさんたちの振り付けにもちょっとずつ自分の振り付けが入ってて恐縮してたところなんです…😭(MIKIKO先生ありがとうございました…😭)) 

 

(Umm... 『Asyura-chan』was choreographed by myself... I felt shy, though... Then MIKIKO-SENSEI choreographed for ELEVEN PLAY-SAN with my some choreos...🥺) (Thank you so so much MIKIKO-SENSEI...😭)

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で、次のようなやりとりがTwitterで行われました。

 

 

というやりとりがあったわけです。なんというか、よいやりとりではありませんか。武部さんは感心したのでとりあげられたのだけど、誤認があった、ということのよう。それをやんわりと訂正して、友好関係をキープして(あるいは進展させて)解決したというものです。だけど武部さんの勘違いのおかげで思わぬ興味深い事実が判明しました。

 

羽生君のセルフコレオ。なるほど。

 

この「阿修羅ちゃん」、現地でみたときに、かっこいいなあ、前からうまいダンサーだったけど、グレードアップしたよね、

 

という感想と同時に、

 

いったい誰が振り付けたのだろう???

 

という疑問はもちました。羽生君とイレブンさんの動きがばっちり調和していますので、MIKIKO先生か?とまずうたがいました。

 

 

 

でも、スケーターじゃなければ無理だろう、という要素がちらちらありました。

 

遠目からみてさえ、エッジの使い方とか超絶でしたもん。うん、動画でみるといっそうすごい。

 

一方、フィギュアスケートをみるときに期待してしまう圧倒的な移動距離というものはありません。そういう意味スケートならではの振り、というようにはみえません。

 

床で踊ってもこんなにキレキレにならない、というコメントをたくさんみました。ダンサーとしてきわめて優秀、というご意見ですよね。いいかえると、床で踊るダンサーで、ものすごくうまい人なら同じようなかんじになるんじゃない、というふうにみられたのかしら。

 

でも、スケート靴っていう存在がなければこの音/リズムの取り方無理ですよ~。エッジつかいまくってますもん。もちろん、地上で踊っても靴次第ではいろんな動きできます。が、こんなふうにシャープにはなりますまい。

 

イレブンさんたちとくらべてみてくださいな。ものすごくうまいダンサー集団です。

羽生君がひっこんでいて、イレブンさんたちだけで踊るところがありましたが、飽きることなどなかったです。あんなふうにおどりたいなあ、なんてみてしまいました。

 

が、羽生君のようなキレキレというかんじはしないでしょ?技量や踊り方の個性の問題というより、スケート靴をはいて表現しているのか、そうでないかのちがいが大きいのじゃないでしょうか。足元での移動はないイレブンズと、範囲は狭くても動いている羽生君のちがいもあるのだけど。

 

 

じゃあ、原案Mikiko先生で、それを羽生君が氷上化したしたのかなあ?まあ、なんでもいいや、かっこいいし。

 

というノリでみておりました。そうか、セルフコレオがもともとあって、Mikiko先生/イレブンさんたちのほうがあわせて振付たんだ。なるほど。羽生君は恐縮しているけど、Mikiko先生も少なくとも悪くないと思ったからこそのあのコラボなのじゃないかしら。