ロシア・グランプリも順調に進み、先週はモスクワで第4戦が行われました。

結果ページはこちらです。ロシア語ですが、英語にならGoogle翻訳できれいに翻訳してくれますよ。ISU結果ページをみるのとなんらかわりません。

 

 

で、一人だけはっておきます。リーザが3Aを飛び、あっさりと優勝しました。すごくないですか。あとは10台の選手ばかりです。そして16ぐらいからみなさん、高難度ジャンプがとべなくなっていきます。

なのに、シニア12年目、25歳のリーザがSP、FSともに3Aをそろえました。すごくないですか。先日、練習でとんでた4Tは試みていませんが、そんなのいるんでしょうか。いや、とぶのはみたいですが、3Aをきっちりとべるというのがまずすごすぎます。

PCSが9点台になっているのは、まあ、ロシア国内の試合だからかもしれません。ステップやスピンでレベルとりきっていませんから。でもたしかに、ミーシン組らしいジャンプ重視の構成ではあるんですけど、この組、ジャンプだけじゃないんです。スピンは?のところありますけど、滑りもきちんとやらせてるんだなというのはあきらかです。ジャンプを成功させるためにクロスが多いのはたしかですが。あと、コリヤダが加わってからスピンまでまともになってきてるように思います。コリヤダはスピンもうまいですからね。一番の問題はジャンプが安定しきれないところじゃないでしょうか。滑りもすばらしくいい選手です。この大会にもでていて、みましたが、SPはわーい、FSは無言でみてしまいました。

さて、リーザの演技です。

SP 84.05 (46.54 37.51)

3A,3Lz+3T, FCSp4、3F、LSp3、StSq3,CCoSp4

 

 

わお、3Aとんだだけでなく、あっさりツイズルつけました。コンボは余裕です。リーザの3Lz大好きです。うん、どうみてもスピンは上達してます。前はなんというか(笑)3Fもあぶなげなし。リーザが苦手なジャンプがあるとしたら、Fですもんね。Lzよりになってしまうのかなあ。あれだけLzがよければFなんてどうでも、などというふらちな考えが浮かぶのは、単に私がLzのほうが好きだからでしょう。好きなルッツは浮かんでも、好きなフリップってすぐ浮かばないんです。で、直前にみたフリップをすぐにあげたりする(^_^;)

FS 150.58 (77.36 74.22 -1.00)

3A, 3A+2T 3Lz+2T, 3F(転倒)FCSp4、 StSq2 2A+1Eu+3S 3Lz  3Lo LSp3 ChSq1、CCoSp4

 

 

 

おおおお、3Aを単独だけでなくてコンボもいれてきました。なぜ3Aを女子がこんなに軽やかにとべるんです。もう跳べて当たり前のジャンプの域にはいっているのだなあとつくづく。あれあれ、3Fで転倒。なんだったのかしら。回転はたりてるようにみえましたが。でもあとのジャンプはなにげなくきめていくリーザ。つなぎも前よりよいですよね?先日も4Tとんでましたし、弱点といわれていたスピン、つなぎもよくなってきてます。スケーターって20台半ばぐらいじゃまだまだ限界ってほど遠くて、伸び続けることができるんだっていう証明です。羽生君もそれを証明しているスケーターですけど、17か18で引退があたりまえのようなロシア女子の中でですから、感心せずにはいられません。そう、スケーターの全盛期って、20歳すぎてからくるにちがいありません!

それにしてもこれを国際試合でみることができないんです。やはり残念でしかありません。さっさとロシアが撤兵して平和がもどってきますように。


他の選手の演技のリンクはつぎのページにはってあります。まだちゃんとみることができてない自分のためにもはっておきます。