正直、著作権か放送権の問題で削除になるんじゃないかという気がする、と思いつつはってみましたが、やはり削除となってしまいました。日テレが公式であげてくれたらいいのに、のこってないところをみると、毎年、web上には残さないようにしているんでしょう。ううう。

 

ちなみに実家に居候状態のわたくし目は、白い目でみられながら8時前からチャンネル権を死守して無事に放送をみました!

 

カメラワークには大いに不満があります。その直前まで、競技者の心に寄り添うアナウンサーなんて特集をしながら、スケーターにも視聴者にもよりそわずチャリティ番組の形式追求という自己満を優先したのか、なんてカメラじゃなかったですか。あの演技で途中うつらないところがあったり、うつっても上半身だけで足元がうつらないなんてありえません。カメラマンだか編集の人だかプロデューサーだかがフィギュアみない人だったにちがいない。番組出演者がワイプでうつってましたけど、不要では。ワイプで必ずテレビに登場させるという出演契約でも結んでいるのだろうかと勘繰ってしまいました。単なる習慣でやっていただけならやめてほしい。それより招待した三浦さんをワイプでうつしていれば、演技を中断して三浦さんだけをうつす、なんてことしなくてよかったはずです。そして彼女を応援する気持ちをシンプルにあらわすことができたのでは。ちらちらうつる姿は、とてもよろこんで演技をみていましたもん。いい未来をひらいていけるきっかけになったらいいね、という気持ちを視聴者ももてたのじゃないかな。技術的に無理なのかしら。スポーツみるときはカメラアングルを視聴者が好きに変えられる時代がさっさときてほしいです。

 

演技はすばらしかったです。まさしく三度目の正直で、いうことのない演技に見えました。少なくともテレビにうつったかぎりは。

 

全日本はコンボの着氷が少し問題があり、オリンピックは例の4Sが抜けるという悪夢がありました。あまりのよさに衝撃をうけて口をぽかんとあけてしまった全日本でしたが、あの北京はあの4Sがなければさらによかったような気がします。ジャッジが例によって変な点つけてましたけどね。10年後ぐらいにAIジャッジが当たり前になって、全選手を公平に採点されるようになった暁には、北京のジャッジと2022年までの4年間のWCはいかにひどい採点がされていたか検証され、お粗末な悪いジャッジの見本として非難され、いつまでも語られたらいいと思います。

 

そう、前の二回だって問題はあったものの、全体としてはとてもよかったのです。だけど今度は完成形、といってよかったですよね。テレビ編集のおかげで大げさにうつったような気がしますが、それにしてもオリンピックの心の傷が完全に払しょくされたのもよかったです。あの抜けはスケーターのせいでなく、事故だと思うけど。

 

というか、競技でみせたすべてのSPを上回るできだったのじゃないかと。これまでみた最高のSPは2020年2月の四大陸でした。あのときはこれ以上のものなんて二度とみられないにちがいないと思ってましたが、今回はそれを上回るできだったのじゃないかなあ。プロ>アマチュアという本人の見解を証明してくれたのじゃないでしょうか。AIジャッジが確立されて映像から採点ができるようになったら、試しに採点してほしいもの。PBの111.82を上回るのじゃないかと。

 

 

たいへんすばらしいものをみて満足感にひたればいいのに、今度は4sじゃなくて4Loでみたいぞ、などという欲がむくむくわいてくるって何でしょうねえ(笑)コメントをいただいたのですが、たしかにこの演目だと、4Loのほうがさらにあうはずです。ループには独特の感触がありますよね。さらにゆたかな曲表現になるはずです。そのうちみられるといいな。4T,3Lzなどなんの不満もありませんが、アクセル、ループ、サルコーといったエッジ系ジャンプは別格です。3Loまでは、ループらしいシュッパという感触で跳ぶスケーターはけっこういます。JGPSのショートで必須になっていますけど、悪くないループをとんでる選手も多いです。だけど、4Loはちがいます。着氷して、プラスのGOEついていても、羽生君をのぞいて、ループとはなんだかちがう、というスケーターしか今のところいないです。正しいとされる技術を使うのじゃなくて、氷上の下回りをふくめてとりあえず認定される回転数で転倒しないで点数をかせぐというのを重視しすぎているのじゃないかなあ。だからジャンプは得点源にはなっても、表現にならないんでしょう。そう、いつか4Loでロンカプをみられる日がくると祈願したいです。ほんと、欲ってきりがないですねえ。

 

あ、まだ欲はありました。清塚さんの生演奏ですべるのをみたい!でもそんな日があれば幸せすぎて昇天しちゃうかもしれませんね(笑)

 

それにしてもアンコールのseimeiみて、わくわくしませんでしたか?なんですか、あのハイドロ。手を放してからのキープをご確認ください。やはり今が一番うまいんだ、ってつくづく思い知ったのでした。あのスケーティング、本当に好きです。このスケーティングをみるために、延々とフィギュアを見続けてきたのじゃないかとかなり本気で思ってます。

 

追伸

マッシミリアーノさんがFBに書かれた解説の翻訳を掲載してくださった方がありましたので、はっておきます。ありがとうございます。ぜひ原文のFBのほうにもアクセスしてみてください。