ジュニア男子
結果    

1    Shunsuke NAKAMURA    JPN    211.87    1    2
2    Naoki ROSSI    SUI    210.36    2    1
3    Taira SHINOHARA    USA    174.27    3    3

FS詳細    
FSプロトコル    

FSの順番にかきます。

1 Naoki ROSSI SUI 8 139.81 72.49 68.32 -1.00

 

 



ジャンプがこわいです。軸がななめになっているので、これなおさないと安定はしないでしょう。タケノコにしたときは軸が安定していたので、しばらくそれで練習したほうがいいのいかなあ???ジャンプでの入りがあまりよくないように思いましたが、スピンはやっぱりうまいですね。スイスの伝統なのだろうか?ランビのところに練習したときに強化練習したのかしら?いずれにせよ、もう少しみがいたら、武器化しそう。あと曲表現ですね。面白いものがあるかなあと。こちらはスケーティングをもう少しみがいていかないといけないでしょうけど、踊るの好きなんだろう、というのが演技でもうかがえます。ステップシーケンスの滑りの表情、なんともいえないところあって、これからどういうふううになっていくんだろう、なんて考えてしまう。やっぱりちょっと注目、というかんじです。減点はtime violationです。

 2 Shunsuke NAKAMURA JPN 9 133.54 64.88 68.66

 

 



SSはロッシ君をぬいてます。そう、足下は意外といいんですよね。木下は基礎スケーティングをやらせているということでしょう。ジャンプも着氷できたら、の前提だけど飛び方そのものはけっこう好きかも。幅とびますし。不安定だけど。そう、問題はスピンです。スピン...キャメル、苦手な男子多いけど、それにしても遅い。軸ずれてるし。あと、腕ですね。これはどうにかしないと表現になっていかないのじゃないかな。変ですが、大外れの選曲とは思えません。ただし、いまいち表現でないというか。指先はいわれてるのか、ときどききれいにみえるときがあります。たぶん、振付家(SPキャシー、FS賢二先生)に注意されたのでしょう。だけど腕そのものにはまだ表情がつけられないというか。おかしくはないけど、SP、FSともに直線的にパターンで使いすぎているでしょうか。それでいまいち曲表現になっていない、という印象になるんでしょう。踊りが ジャンプをとぶのと基礎スケーティングの追求以外には余裕がないのかもしれない、なんて思いつつみました。上にいきたいのなら、スピンの強化は急務ですね。SPでロッシ君がミスを重ねた結果、1位をキープできたような。

シニア男子

SP詳細    

SPプロトコル   

プロトコルみるだけで、全日本ってシングルの水準がいかに高いかわかります。草太くんだけ。


 1 Sota YAMAMOTO JPN 5 90.25 50.50 39.75 

 

 

このプロ、やっぱり好きだなと思ってみました。なんだろ、草太君のこれまでのを勝手に重ね合わせてみてるところもあるのでしょう。


おそろしいことにSPは100でないとすごいという言葉がでなくなってます。でもいい演技だったかと。とても安定してました。4S、3A、3f3Tコンボときっちり決めたかんじ。そう、こういうふうにジャンプミスがないのがなによりSPは大事。4S失敗するような気はしませんでしたねえ。スピンも安定してました。中村君のスピンみたから、怪我前の草太君のスピンがいまいちだったよな、などと思い出してしまいました。そう、スピンって練習あるのみなんでしょう。柔軟性はかなりきいてきそうだけど、草太君、もともとは体やわらかくなかったですよね?

全日本はちなみに93.79でした。

 

 

 


今回との点差はPCSです。たぶん、ですが、PCSってジャッジは知っている選手(ランクの高い選手)には無条件で甘めにだしやすくて、なじみのない選手には抑えた点だしているのじゃないかな。あと、ジャンプで影響してくるはずなので、FSをまちたいところです。4T挑んでくるはず。4S、4Tと安定していつでもとぶことができたら、かなり成績あげてくるし、PCSは国際試合でも8点台で安定してくるはずです。ホントはそんなのよくなくて、その場、その場の演技で一定の基準をあてはめてくれたらいいのだけど、難しいんでしょう。

人事評価でよくあるまちがいが下まとめてあります。

 

 



ハロー効果って、ジャンプがよければSSとかPCSあげるってやつにあてはめられそうだし、中心化傾向・極端化傾向(当り障りのない無難な評価になりがち)とか、寛大化傾向・厳格化傾向(全体的に甘い評価をしてしまう、あるいは全体的に厳しい評価に偏る)、論理誤差(事実を確認しないで、1つのことから関連付けて推論で評価してしまう)とか、まさにフィギュアのPCSの採点じゃないの、なんて思ってしまいます。となると、こういう採点競技の問題点って、結局は人間性の問題なのかも...やっぱり一定の評価があてはめられるようにAI判定の方向に進んでほしいです。それでも問題はでてくるのだろうけど。