結果
1    Yuma KAGIYAMA    JPN    286.41    1    1
2    Shun SATO    JPN    264.99    4    3
3    Jason BROWN    USA    264.20    3    4
4    Deniss VASILJEVS LAT  254.48    2    7
5    Dmitri ALIEV    RUS    253.56    5    5
6    Keegan MESSING    CAN    253.06    6    6
7    Andrei MOZALEV    RUS    248.54    9    2
8    Adam SIAO HIM FA FRA    243.29    7    9
9    Kevin AYMOZ    FRA    228.08    12    8
10    Artur DANIELIAN    RUS    221.50    8    11
11    Romain PONSART    FRA    212.27    10    10
12    Gabriele FRANGIPANI ITA 184.27    11    12

 

詳細結果

 

プロトコル

 

動画はisuのものですので、VPN機能のあるoperaなどでみてください。どんなブラウザからも見られる動画もあがっているのですが、テレ朝は取り締まり部隊があって、すぐに消してしまうのです(-_-;) 

 

総合順位の順番でならべます。はじめにきている数字がFSの順位です。

 

1 Yuma KAGIYAMA JPN 12 185.77 95.57 90.20

 

 


4S, 3Lz, 4T3T, 3A1Eu3S, 4T(手、ターン), 3F3Lo(SO), 1A

 

あれ、解説がテキストブックのジャンプなんていってますよ。安定度はあるけど、そうかなあ?と思いつつ、演技スタート。

 

このプロ、気に入ってます。グラディエータというと、剣闘士の雄々しさをだすものが多くくないですか。ヤグディンはもっと複雑なものを秘めてたと思うのですけど。で、小柄な鍵山君に剣闘士!?なんて思ってましたが、内面へのアプローチという意味でとても興味深くて説得力があります。個人的にはかなり面白い。あー、後半つかれましたね。ステップシーケンスのところあたりからバテてたのじゃないかな。ステップシーケンスでエッジつかえてませんでしたので、あれ、と思ったらレベル2です。そう、ジャンプが増えた分、滑りのほうにまわす体力が残ってなかったかんじかな。

 

いや、SPがかなり良かった分、FSはピークアウトだったと考えるのがいいのかも。PCSがSPの44.22,FSが90.20です。FSは倍になりますので、SP基準でいくなら45.10です。ジャッジはよくこういうSP>FSをやるのですけど、今回は絶対SPのほうが上のはず。やっぱりPCS適当につけてるのじゃないの、とまたもや疑問を抱いてしまったのでした。しつこいなあ。少なくともSSは9.21の価値はありますまい。PCSは人間ジャッジのままにしたら、なんておととしまでは言ってたのですが、順位操作の道具になりさがっているかんじですし、ジャッジの思い込みも大きく操作していますので、基準をしっかり決めて、スピード(トップスピードとそれ以外の格差なども)、走行距離、エッジの使用率、一蹴りの距離などなどをAI測定してSS決めるほうがいいんじゃないですか。それで項目も公開してしまえば、不満をいう人は減ると思うんですけど。個人的には、鍵山君のように一蹴りの伸びで基本評価するのは8点台まで、9点台というならもう少しエッジ使えたほうがいいのじゃないかと思ってます。ただエッジ強化プロのような振りつけでもありますので、滑り込むとエッジワークがだいぶんちがってくるとるのじゃないかと思ってます。鍵山君の場合、コーチ変更はありますまいから、振りつけを兼ねたコーチングということでスケーティングが教えられるローリーの振りつけというのはほんと、大きなプラスじゃないでしょうか。

 

3 Shun SATO JPN 9 177.17 94.95 82.22

 

4Lz, 4F!, 4T1T, 4T(SO), 3A, 3F!1Eu3S, 3A2T

モジャレフにFSでは2点あまり点数差がつくFS3位でしたが、SPの成績もあわせると2位で初のGPS表彰台となりました!わーい。

駿君って、停滞期と伸び期がはっきりしたスケーターかも、って思ったりします。はやくから頭角をあらわした選手です。なにせ全日本ノービス選手権4連覇。国際大会もガルナスプリング杯で2位、ババリアンオープン3位、アジアフィギュア1位という成績をノービス時代に残しています。問題はそこから。ジュニア時代は二年間潜伏したかんじ。1年目は全日本Jr 6位で全日本は16位。2年目は全日本ジュニア2位で全日本は12位。JGPSには派遣されませんでした。だけどJGPS初出場となった2019-20にブレイクしました。いきなり表彰台に上がり続け、JGPファイナルでは1位。全日本Jrでは2位、全日本5位の大躍進です。ただそこでピークアウトしたかんじでした。JWCは6位と悔しい結果になりました。

昨年はシニアにあがったものの、ケガがあり、あまり思うようにならなかったシーズンでNHK杯(日本人だけでしたが)も全日本も5位。ケガが長引くか、と心配していましたが、今年はまたのびる時がきた、というかんじです。とにかくこれまでお留守気味だったスケーティング、スピン、表現と全部のびていませんか。

今回、4Tがもう少しまとまっていたらだいぶん得点もちがったはずです。たとえばコンボが1Tでなくて、予定通り3Tなら?とか、単独がステップアウトでなければ、とか。4Lz、4Fとおりたのはよかったのですけど。Fの!はとりあえずはフラット判定ならまだいいというかんじでつきすすむしかないですかね。まだ矯正を完全に目指すというより、4Lzと4Fを両方ともおりる、というのが目標の段階ですし。

ほんと、滑りとスピンはよくなりました。あと、見せるという意識がはっきりとでてきてます。ちょっとした手の使い方もあるんですけど、かなりこういう場面をあらわしたいという気持ちが見えるようになって。これでより見ている者をより強烈に世界に引きずりこむようになってほしいです。ほんと、去年の停滞がうそのよう。ジャンパータイプの選手はケガしやすいってことかもしれないけど、ひやっとしたスケアメをこえてこのPBがみられるのはうれしいことです。でも4Tだけでもまだまだのばせますから!

 

 

とりあえず総合1位、2位だけでだします。ものすごく長くなりそうですし、SPを調子にのって全選手書いたらさすがにつかれました(^_^;) フランス国際男子は続きがあるかもしれないし、ないかもしれないです。

 

あと、全日本ジュニアとかワルシャワ杯とか気になる動きがいっぱいでましたよね。シーズンもたけなわってところかなあ。