結果

1 Shoma UNO 102.58
2 Vincent ZHOU 99.51
3 Junhwan CHA 95.92
4 Makar IGNATOV 90.54 PB
5 Sota YAMAMOTO 86.05
6 Matteo RIZZO 84.78
7 Alexander SAMARIN 84.32
8 Kao MIURA 76.62 PB
9 Tomoki HIWATASHI 72.36
10 Nam NGUYEN 64.28
11 Camden PULKINEN 55.53

 

詳細結果

 

プロトコル

 

ISUのリンクはりますので、OperaなどVPN機能のあるブラウザでみてください。

 

1. Shoma Uno JPN - 102.58 (56.55, 46.03)
4F, 4T2T, 3A

気合いの入り方だけでこんなにちがうものなんですね(笑)いつも眠そうだったのに。ほんと、今年の昌磨君、充実しているというか、みるからにやるぞ、という気持ちがみえます。ランビのところがものすごくあってたみたいです。たしか、いい滑りをしてランビがいいコーチだということを証明したい、みたいなこと言ってました。まあ一緒に飛び跳ねてくれるコーチなんて貴重この上ありますまい(笑)前からラトデニ君とは兄弟みたいだったし。高志郎君もすごくなついてますし。少なくとも男子スケーター、それも独自の色をもって曲を解釈してすべれる人たちには、ものすごく好かれるにちがいない。

気のせいか、滑りがよくなってみえます。前も面白いすべりをしてました。ずずずーって感触のやつ。タラソワが昔、力強い、大好き、といっていたのを覚えてます。その特徴はそのまま。右重心は今も同じ。ただもう少しバランスよくなってます。エッジを使って進む割合が増えたような気がするけど、これは気のせいかもしれません。とにかくずずずーという感触でなくなってきてます。まさかの変化かも。

昌磨君の4Fは推奨できるジャンプのような気はしませんが、とりあえず着氷してます。スケアメではたしか失敗したので大きなちがいです。4Tコンボはセカンドが2Tに。軸がずれてたからしょうがないですね。どこにいるか見失ってしまった、みたいなこといってましたが、それでこうなったのでしょう。あれで3Tつけたら転倒していたかも。

3Aをテレビで高いとかいってたような気はしますが、気のせいですか?気のせいよね。前ほど低くないかもしれません。いずれにせよ好きですけどね。ああいうぴゅっととんできて流れるのは、あれはあれで爽快で。

前よりエッジ使いが増えたような気がする、といっても、もともとエッジが使えない選手ではないし、ステップシーケンスでもレベル4とってました。地の滑りが特徴的というか基礎通りでなくても、ここぞという時にエッジを使う能力がある、というのはやはり大きいです。ただ、前よりオーソドックスな形になってきているような気がするのは気のせいかなあ。ランビのところでなにやってるのでしょ。ラトデニ君なんてジャンプで損してますが、滑りいいですよね。コンパルソリかなあ... あ、今回のStSqはレベル3ですね。でも表現としては面白いし、悪くないものかと。

少々ジャンプに難ありましたが全体として面白い演技だったのではないでしょうか。


2. Vincent Zhou USA - 99.51 (55.69, 43.82)

 

 

4Lz3T, 4Sq, 3Aq

ヴィンスの演技はなんだかいつもぶつぶついってしまう...滑りなんてすごくよくなったのは一目瞭然です。前はエッジが存在しなかったもの。なのになんです、このまともな滑り。がんばったのはすごくわかる。ふつーは賞賛こそすれ、こんなにぶつぶついうのだろうか。滑りだけじゃなくて、大嫌いだったスピンまでよくなってます。前はなんだか軸足まがっていて、やだやだと言ってました。なのにまだぶつぶついうのって何(笑)ちょっと考えてみたら、答えは明白でした。

1.ジャンプが回転不足にみえる。
なんといってもこれですね。今回は4Sと3Aにqがつきました。qはさじ加減にちがいないと思ってる私。ヴィンスの場合、UR扱いでもいいかもしれないという思いが抜けません。そう見えたので。なんだろ、urをたくさんみてきたから、脳が勝手にそうおもうのかしら。でも、コンボは、入りはちょっとあやしくみえたけど、回転はたりてみえました。ということはジャッジがちがえば2本ともUR扱いされる可能性はあるのかな。自分の妄想の可能性もあるけど。

2. 曲表現はうまくなったと思うが、自分にはピンとこない。
SPのほうがいいとは思うんですけどね。少なくともやわらかで素朴な世界なのはわかる。でもこの曲、パイポーといっしょですから。パイポーのは好きだったのです。じんわりと説得力があって。ポールってすごいなあ、素朴な青年の振りもできるのね、なんて思ってしまった。一方、ヴィンスのは今イチ説得力をかんじない。さらにはスケアメのときに、FSは隙あり、とはえたたきでつつきたいなあ、なんてのりで見ました。なぜ、はえたたきなのか自分でも不明。だけどなかなか強烈な笑えるイメージだったのでつい...ちがってきているかもしれないので、明日はできるだけ偏見なしにみたいものです。

 

安定はしてきてるのだけど、ジャンプが安定のUR疑惑のqですね。NHK杯で調子を落とすかと思いましたが、キープ。谷間がどこかにくるはずですが... 回転が怪しい以外、安定して好調キープっていうのはヴィンスのパターンとしてはあまり考えられない気がします。

3. Junhwan Cha KOR - 95.92 (52.00, 43.92)

4S, 3Lz3Lo, 3A

 

 

わあい。ジュンファンが二大会連続でSPは3位にはいりました。そう、ジュンファン好きなんです。滑りも表現も気に入ってます。ジュニアのときからだからいつしか結構長い年月が流れてしまいました。

昨シーズンはよくなかったですよね?というかその前もよくなかったです。よかったのは2018-19シーズンかな。あのままくるかと思ったら、コロナもあって足踏みしてしまったかんじ。だけど、このSPは少なくとも期待したレベルにきているような気がします。面白い表現、もともと身体の使い方が面白く、表現力のある選手ですが、それが強化されたような気がします。次から次へとうつるTRもいいですよねえ。ほんと、これがなぜ今イチ評価がこないのでしょう。前大会ではノーミスのジュンファンが。ミスを連発した鍵山君より低いのはちょっとありえませんでした。今回はヴィンスよりSS、INが低い。。。これも自分的にはありえない。ヴィンスはたしかに前よりはるかに滑りいいですけど、8.75もあるかなあ。8.50ぐらいでもいい気がする。たぶん、4Lzコンボのせいだいぶん点をあげたのでしょう。いや、ジュンファンの8.64のほうがありえないかも。8.75から9.00ぐらいじゃなかろうか。9以上といいきる自信ないけど。

でもステップシーケンスすてきじゃないですか?端からななめに進み、一気に中央まできます。緊張感というかきりきりくるみたいな緊迫感たっぷり。そして雄々しいといっていい。スパイラルをきれいにきめているのに。なんだろこれ。たぶん、音は目で身体をのばしたりしているので、そこでアクセントがきて、思わず集中してみてしまうからでしょう。あー、レベル3ですね。どこで落としてるんでしょ。ジュンファンって背のわりには中性的な柔らかい雰囲気もっていますけど、ちがう味のものがくわわってきているのかも。またこの選手のスピン好きなんです。こちらは文句なしにみんなレベル4で揃えました。とくにね、好きなのは最後のCCoSpです。このアップライト大好き。ジュンファン独自のやわらかさをかんじるものですが、今回はそれに腕振りをくわえることによって全然ちがう雰囲気をもたらしました。うん、いいです。これまでとちがう表現になってます。

 

たぶん、4位以下も続く。イグナトフは4Loが認定されたからね、ぐらいの反応でしかないです。興味のある滑りではないし...サマリンは基本パスかも...みましたけど。 一方、草太君、リッツォ、佳生君は書いておきたい気はします。だけど明日学校だから時間ないかもしれません。