抜粋のような形でJSportsのアーカイブみています。どこが、というかんじですが、働かないといけませんので。

 

ジュニア選手権7級女子は いきなり1、2番の選手がいい演技してびっくりします。人数だけでなくやはり競争がはげしいのがいいのかしら。ジャンプ最強年齢は15歳ぐらいといわれていますが、3-3を跳ぶのが当たり前です。それ以上のジャンプとぶ選手まざってますからね...

昔、3-3をこの年齢の女子が飛んでいたら即、強化対象だったはずです。

技術の進歩を実感するエピソードがあります。

荒川さんはもともとジャンプができる、として城田さんひきいる日本スケ連の強化チームから期待された選手です。元々、10年以上長久保先生に習っていたのですから、当時としてはジャンプがとべるほうだったというのは不思議はないわけですけど。それにしてもすぐ後の世代に美姫ちゃん、真央ちゃんとくるので、今になってみるといったいなんのことだ、という注目理由です。なんとしてもメダルをと、当時強化部長だった城田さんがコーチ変更を何度も主導してます。荒川さんの努力もあったのでしょうけど、どちらかというと城田さんの執念が実ったというかんじで、アジア初のオリンピック金メダルとってます。

このいきさつにご興味がおありであれば、城田さんの本を見るのが一番でしょうか。次の本です。私はkindleでもってますが、神戸の図書館にもあるぐらいなので、図書館で借りられるかもしれませんよ。

 

 


だけど荒川さん、オリンピックで金メダルとっていても、3A、4回転はもちろん、3-3とんでないのです。FSの一番最初にとんだのが3Lz+2Loです。

ところがこのげんさん、

暫定5位の櫛田育良ちゃんは3T+2Tですが、この試合の上位陣は他は3-3とんでます。技術の進歩ってそんなものなんだ、です。今や、せめて3-3とばないと、シニアでもジュニアでも国際試合では成績を残すことが出来ない時代です。トリノが2006年ですので、15年でジャンプ技術の水準はここまであがってしまったのだなとしみじみ。

特に平昌以後はエスカレートしています。

だけどごまかしジャンプにみえるのが大きな難点です。おそらく女子は3Aまでじゃないか、というふうに思えますが...4Tと4Sは実際、シニアにあがってない選手たちとはいえ認定してよさげにみえるので、可能性ありますけど。たぶん、ですが、AI測定が実現するようになれば、女子の4Lzと4Fは絶滅するはずです。かなり問題のある跳び方でしか跳んでいる人はいませんから。一時、3Aに挑む選手ってほぼいなかったでしょ?URとられようがなんだろうが挑み続けた真央ちゃんをのぞいて。あんなふうになるんじゃないかな。

また、3A跳んでる紀平ちゃん、リーザは着氷してもちょっとUR気味にみえます。大丈夫にみえることもあるけど...だから、3回転のみで完成度を競う時代が結局はまたくるのじゃないか、なんて気がしないでもありません。となると3回転までのキムヨナが3A跳ぶ真央ちゃんに勝ったような事態がまたでてくる。つまり、技術の進歩は女子ではある程度おちつくのじゃないか、と予想しています。あたるかな。

とりあえず女子ジュニア7級は高水準でした。今は単独の3回転がおぼつかない下のクラスの子たちの中には、いずれこの水準になってくる子がいるんでしょう。

男子ジュニアは予想通り、佳生君がトップです。とはいえあまりよい演技ではなくて、3Lz+3Tはまったくあぶなげありませんでしたが、3A、3Fとうううん、でした。lルッツのエッジが怪しくなくなったのは偉大な進歩ですけどね!ルッツをSPでしかもコンボでとぶようになったわ、なんて喜んでるのはきっと昔をしる人間だけ。スピンは、うん、練習でしょう。日本男子の共通の問題点はスピン。羽生君、昌磨君、鍵山君あたりはもともとスピン好きで、よく練習しているのであぶなげかんじないですけど、全日本出場条件にスピン合宿参加を義務づけたら、なんて思うスケーター多いです。今度、スピンレベルに注目してくださいませ。今回の(も?)佳生君は合宿参加レベルでしょうか(笑)

そうそう、ジュニアは案外ステップシーケンスで苦労します。練習つんでいるだろうという女子選手でも、国際試合ですら、レベル3でとどまる事が多いんですよ。子供の身体だと軽くてエッジに乗りきることが至難の技なんでしょう。といても、少なくともレベル3はめざしてほしいですね。でなければシニアでレベル4なんてめざせませんから。

あと、ちょっと楽しみなのが吉岡希君の復活です。いい3Aとんでましたよ。2位につけてます。

さて、今日からシニアがはじまりますね。明日から家をあけるので、明日は直接みられません。アーカイブをみることにします。たぶん、遅れて記事にするはずです。