ちょっと古い記事になってしまったのですが、
デイビッド・ウィルソンが2020の世界選手権にはじまり、カナダでスケカナ、カナダ選手権などの大会があいついで中止されたことを受けて、カナダスケート連盟(スケート・カナダ)を批判しています。アイスホッケーのジュニア世界選手権は年末から年始にかけてカナダで開かれているのに、フィギュアの大会だけが開かれないのはなぜだ、と思ったとか。
また、ロシア、アメリカ、日本では全国大会を開催したのに、カナダのみ開催されないという事情にもいらだっているようです。
そりゃ、アスリートにとってモチベーションの問題になります。
カナダ選手権のときにはスケートカナダCEOのデブラ・アームストロングから次のような説明があり、キャンセルとなりました。
カナダ中で
要件の変更が続いていること、(引用文だけではわからないのですが、コロナ対策に関する要件かな)
アイスリンクが閉鎖し、選手はトレーニングができない
移動に必要な参加者数が多い。
だけど、デイビッドがいうには、選手は創意工夫をしてのりこえたはずだと。たとえば、カナダ選手権があれば、ブリティッシュ・コロンビアやサスカチュワンなどトレーニングができる場所でトレーニングしたはずだ、コーチもそれを手助けしただろう、というのです。実際、アイスホッケーはそうしているようですし。
とにかくアイスホッケーはOKなのにフィギュアだけだめ、というのはおかしい、という語っています。あと、カナダはスケート大国という自負もあるようです。
“We are a proud skating country. Canada is a world leader. It’s in our heritage,” Wilson added. “Almost every other important skating country in the world, but a few, had their national championships and we didn’t do it.
まあ、この点はこの数年、カナダは水をあけられてるような気がしないでもないです。平昌までなら、テサモエもパトリックもデュハラドもケイトリンもいましたので、まちがいなく、といったのですけど。チーム戦で優勝して当たり前のメンバーでしたし、個人戦にしてもアイスダンスは金、女子とペアは銅をとってます。メダル数4個は一番多い数です。ついでロシアの3個、日本の2個。日本は男子シングルだけで2個も...ロシアは女子シングルとチーム戦です。あとはドイツが金1(ペア)、中国が銀1(ペア),フランスが銀1(アイスダンス)、アメリカが銅2(チーム戦、アイスダンス)、スペインが銅1(男子)次の北京はあったとしたらロシアの天下でしょう。カナダはたぶんメダルはありますまい。日本は男女シングルぐらいかな。団体戦はもしかして出場できないかもしれません。
デイビッドに話しをもどすと、用心するのはいいけど、創意工夫をよびかけています。
他にも同じように考えるコーチいるかも、ですね。もちろんクリケの他のコーチも含めて。
ただこの見解、誤解もまじっているようです。コメントよんでないので、なんともいえませんが、おそらく創意工夫の部分でしょう。移動して別の州で練習することが何らかの問題をよぶという判断がおそらくスケートカナダにあったのではないかと。緊急事態宣言で他県への移動が推奨されないように、カナダでも政府が他州への移動はひかえるようにとでもいっているのでないでしょうか。
となると、いったい何を優先すべきなのか、というむずかしい問題もからむことになります。東京オリンピックはキャンセルの方向にむかおうとしているのか?そのために森氏辞任を利用するのか?なんて思ってましたが、かなり透明性のある形で新会長を選挙で選ぶといってますし、どうしてもやりたい派があるのでしょうねえ。アスリートはしたいと思っている人がそうとういそうだし。
テッドバートンさんが、ジャック・ギャラガーの記事は違っている所があると指摘しています。ウィルソンが、カナダ選手権とかをキャンセルした事でスケ連を批判していますが、テッドさんが持っているような情報をウィルソンが持ってないから、憶測のところがあるそうです。https://t.co/6rkxYGzI43
— 迷子の子猫 (じじ猫もばば猫も虹のかなた)🐈💞⛸️ (@Shomas3A1Lo3F) February 14, 2021