ホントは知子ちゃんの演技に向かう予定だったのですが、現在、時間がない状況でして、、、
で、スピードでひかれたスケーターをあげてみます。それも最初にみた演技にします。
一人目。カロリーナ・コストナー。女子はながーいブランクがあったのでWCで表彰台にのっていたのをみてなくて、トリノが初でした。で、男子か、とびっくりしたのがこの人。そう、カロリーナ・コストナー。10代のころって、すっとびのようなところがありました。さすがに平昌あたりではそこまでではありませんでしたけど。
だけど、単にスピードがあるだけじゃないんですよね。なんだか氷が靴を押しているみたいにみえて、またもやびっくりしてしげしげみるはめに...氷へのブレードののせかた、自然にひざをつかった体重のかけかたあたりが絶妙ということなんでしょうけど、いつみても氷に愛されているにちがいないと思ってしまう(笑)あとこの長い手足のもつ魅力です。ダイナミックでしかも華やか。イーグルいいわあ、なんてみていたら激しく転倒して動揺しまくりました。でも滑りは好き。ジャンプさえなんとかなれば絶対いい選手、とたえず期待してみては、時によろこばせてくれたかと思うと、ジャンプで、がーんとなって激しく落ち込むというジェットコースターのような思いを何年も経験させてくれたスケーターでした。とうとうおちついたのはバンクーバー後です。以来、ほぼ大外れはないという偉大なスケーター。さすがに平昌のころにはスピードはおちていました。でもそのスピードにかわるものを確実にみせてくれた人です。女子のスケーティングといえばやはり、カロリーナと今でも思ってしまいます。引退宣言でてましたっけ?
もう一人あげましょう。ケイトリン・オズモンドです。はじめてみたのは2012年スケカナです。
ジュニアのときの記憶はさっぱりなかったので、シニア1年目のスケカナでみたときはほんと、びっくりしました。うそ、女子がカナダのスケートしている!って叫んだのおぼえてます。このスピード、このグライド。イーグル、あと着氷。この味はまさにカナダ。ただしみたのは男子ばかり。いや、正確にはロシェットで女子がカナダのスケートしているのみているので、なぜかそれを忘れていただけなんですが。ケイトリンにはまた華やかさがあって、なんだこれは、と。なぜジュニアででてこなかったのかさっぱりわかりませんでした。たぶん、カナダのスケートって、子供の身体ではいまいちできないのじゃないでしょうか。ケイトリンの場合も、、大人の身体になってはじめてでてきたのではないかと。ケイトリンの場合はケガでこの後、低迷することになるのですが.、平昌イヤーと前年はすばらしいものがありました。ノーミスはなかったのですけどね。後半ジャンプになにかしらミスがありました。ノーミスなんて必要なのかしら、というぐらい満足度が高い一方、一度でいいからノーミスみたいという欲求とを同時におぼえてましたっけ。
他にもスピードでまず惹かれた選手にたとえば、新葉ちゃん、川畑さんがいます。スピードのある選手ってやはりみてしまうんです。特に女子は。男子ではなぜか熱狂したことない...パトリック・チャンははじめてみたときにも、スピードあるなあと思いましたが、パトリックはともかく、男子はスピードあって当然みたいに思っているんでしょう。たぶん。
ただ、単に速いだけでなくてプラスアルファがないとなあ、と思ってしまいます。なにせフィギュアってスポーツである一方で、氷の上の踊りですので。カロリーナにも、ケイトリンにもそのプラスアルファがありました。スピードはプラス要素の一つにすぎないし、カロリーナのように目をひくスピードはなくなっても他のプラス要素が際立つってこともあるのでは。
ついでにかくと、スピードのある女子でしかも踊れる人って、よい演技を10代ですることはあっても、20歳以降にならないと、なかなかジャンプが安定しないんでしょう。..なまじっかスピードが在る分、コントロールがむずかしいのかもしれません。いいかえれば、20歳すぎると努力がみのって安定しやすいってことよね、と20歳以降の新葉ちゃん、川畑さんの明るい未来をすでにかってに思い浮かべるのでした。そういや2001年1月2日生まれの新葉ちゃんは、先日20歳になったばかりです。平昌イヤーは今度こそ、今度こそにちがいない。
あれ妙に時間かかってしまいました。なにやってるんでしょう。