1.    友  野  一  希      同志社大学    83.62 
2.    山  本  草  太      中京大学    77.07 
3.    田  中  刑  事      倉敷FSC    77.00 
4.    日  野  龍  樹      中京大学    71.75 
5.    森  口  澄  士      木下アカデミー    68.55 
6.    須  本  光  希      関西大学    66.05 
7.    櫛  田  一  樹      関西学院大学    65.11 
8.    本  田  太  一      関西大学    60.81 
9.    杉  山  匠  海      就実学園    58.44 
10.    中  野  紘  輔      飯塚フィギュアクラブ    56.70 
11.    山  田  耕  新      SMBC    56.03 
12.    市  橋  翔  哉      関西大学    52.18 
13.    古  家  龍  磨      九州工業大学    49.40 
14.    和  田  龍  京      中京大学    48.82 
15.    山  田  晋  一      関西学院大学    47.56 
16.    辻  村  岳  也      同志社大学    46.24 
17.    東      健  太      川崎医療福祉大学    44.15 
18.    前  川  裕  士      大阪市立大学FSC    40.57 
Withdrawn
-    早  川  晃太郎      国際医療福祉大学    -


詳細結果    https://www.jsfresults.com/non_responsive_toppage.htm?figure_top.htm%2CNational/2020-2021/fs_j/west/index.htm
プロトコル    https://www.jsfresults.com/National/2020-2021/fs_j/west/data0103.pdf

だいたい予想通り、ですか?1位、2位はどちらも4T+3Tを成功させています。やはり四回転があると全然ちがう、ということでしょう。ただし単独の4Sはどちらも失敗。3Aが明暗をわけました。

1 友 野 一 希    83.62 (46.32 38.30 -1.00)
 

 

 


4T+3T 4S(転倒) 3A

4T3Tはきれいだったのではないかと。かなり完成度が高かったです。4Sのほうもまわりきったかんじでした。CCoSがレベルをとりこぼしていますが、ちょっとシットが高いのでは。ただし、あとはあぶなげがありませんでした。案外、GOEはばらついていますが...2か3ぐらいだと思ったのだけど0~3までありますね。あれれ。冒頭とか、もうあと一押し、という気もしなくはありませんが、この持ち越しプロ、去年より説得力がある面白いものになっているのじゃないでしょうか。ステップシーケンスのレベルとりこぼしはたぶん、エッジ判定だと思うのですが、踊るという点ではよかったのではないかと。この分だと、NHK杯、全日本となかなかのものをみることができるのじゃないでしょうか。
 

 


2 山 本 草 太 77.07 (41.72 36.35 -1.00)
 

 

 

 

 



4T+3T 4Sq(転倒) 3A(SO)


4T3Tはあぶなげありませんでした。友野君とくらべて、完成度はおとるかもしれませんが、4Tはたぶん大丈夫でしょう。FSでも跳んでくれる都信じましょう。問題は4S。昨年までだとなかったqがついてます。友野君が空中で必要なだけまわったけど、着氷がうまくいかなかったのに対して、草太君はまわりきれずに転倒してしまったみたいにみえました。直前でちょっとスピードおちたようにもみえたけど、気のせいかもしれません。このジャンプ、フリーでも飛んでくるはずですが、ちゃんとまわれるのかなあ。3Aも同じパターンじゃないかと。しっかりとびたいという気持ちが表にもでてるようなかんじで、用心してスピードややにぶったのが悪かったような気がします。FCSpは転倒の影響があったのかな。はじめから勢いがたらなかったようにみえました。特に足をもったあとは回転速度がにぶりましたか...レベルをしっかりとったのはえらいかも。CSSpのほうがよかったです。手は努力がわかります。なんとか踊ろうとしているというか。雰囲気はできてきたような気がします。ただ、ジャンプ前になると勢いおちたりとかしているようにみえて、さっきのスピードはどこにいったのだ、という気分になったのでそのあたりが改善されてくるといいのじゃないかと。ジャンプの調子があがってくるのが大事、ということなのかもしれません。
 


3 田 中 刑 事    77.00 (39.50 37.50)

 

 

 

3S  3A  3F2T  

腰の故障があったわりにはねばったなあ、というパフォーマンス。構成をものすごくおとしていますが、4回転2本構成の草太君との差は1点もありません。あまりに斬新なのがたたったか表現しきれてなかった友野君、新プロの草太君とくらべても曲の理解というか、やりたいことはよくわかるパフォーマンスでした。踊りという点では面白かったです。どこまでよくなって、4回転いれられるまでに体調がもどるか、という問題でしょう。NHK杯、全日本とよくなってくるのではないかと。
 


FODでほぼ全滑走みました。FSで順位が大幅にかわるというのはよくあることですが、順位ががらっとかわることはなさそうにみえました。4回転いれてくるのはたぶん1位と2位だけじゃないかな。12人全日本にいけるわけですが、SPみたかぎりだと、あまりいれかわらないような... もちろん明日のfSでのジャンプがうまくいくかいかないかでだいぶんかわってくるはずです。市橋君が全日本当確戦上にいます。Twitterでフォローしているんですが、「『オリンピック出場・ペアをメジャーな競技に』、、必ず戻ってきます、待っていてください。」って書いているんです。待ってますから。絶対ペアに戻ってきてね。ペアならジャンプは今のレベルでまずまずいけます。滑りとスピンはまだまだあげていかないといけませんが。

カップル競技のうち、アイスダンスのほうが日本に根付く可能性は高いとおもうんです。だからみたいのは、日本のアイスダンスカップルが、WCでベスト10以上、最終グループにしっかりのこって、GPSでは表彰台争いするところです。でもペアはそこまでは求めません。WCでSP突破してFSをすべること。WCで20位ぐらいになってくれないかと。今は1組だけです。全日本に5~6組いる時代になるといいな。そんな時代がきますように。ペアをメジャーな競技に、なんていっている市橋君にはやくいいパートナーがみつかりますように。