アイスダンスSDは昨年と同じフィンステップが課題です。賑やかな演目なのでコロナ禍の御時世にはいいような気がします。予定通りであれば、ラベンスバーガーワルツだったようなので、たぶん一年遅れて、オリンピックシーズンにくるのでは。ワルツはしばらくなかったのでオリンピックシーズンにきてくれるとうれしいかも。
アイスダンスSD詳細結果
アイスダンスSDプロトコル
たぶん、これが全体の動画です。
アイスダンスRD全体と思われる動画
1位のシニカツと2位のモロゾフ/バギンだけ。
シニカツ 89.52 (50.76 38.76)
SqTwL4+SqTwM4 MiSt4 1FS4+kpYYYY PStL3+PStM4 RoLi4
この時期にけっこうな点がついています。ふつう、キーポイントはいまぐらいだとYがならぶなんてありえないのですが、昨年かなりすべりこんだせいか、あっさりYをそろえました。他の組はキーポイントとれてないので、特別甘いわけではないようにおもいます。いや、ロシアはひいき選手だけに高い点でがちでしたっけ。でもたぶん、大丈夫かと。シニカツですからこれぐらいやるだろう、というのもあるし。昨シーズン、テサモエの引退以来、向かうところ敵なしだったパパシゼを欧州選手権で破ったところです。2018-19シーズンあたりから、、パパシゼの後の熾烈な二番手グループにいたところでした。アメリカのハベドノ、チョクベイ、ホワベイ、同じロシアのステブキ、カナダのパイポー、イタリアのギニャファブあたりとパパシゼに次ぐ順位を争っていたでしょうか。その前も強いところではあったのです。なにせ、カツァラポフはソチの銅メダリストですから。だけど、一人で突っ走っているようにみえて、ロシアの孤独な魂がさまよっているのだろうか、などと笑っていたものでした。そう、シニカツは邪悪な想念がいっぱいのブログ主の楽しい妄想の的だったのです。まあ、そのうち、NHK杯あたりをターゲットに復習してみるかもしれません。自分の妄想の復習してどうするんだ、という気もしますが、進化していったのを見るのもいいかもしれません。
今、ロシア式の滑り方をしている選手、というと真っ先に頭に浮かぶのがシニカツです。ステブキは特にイワン・ブキンの膝の使い方がカナダの影響を受けているような気がします。
ついでにいうと、ステパノワはシニツィナよりやや滑りが弱いかな。方やパートナーに遠慮をせずに突っ走りがちなタイプ、方やパートナーに常に気を遣ってみえるタイプという男性陣の違いのせいで、女性側のスケートの伸びがちがってきたのだろうか、なんて思ったりもします。シニツィナは奮起せずにはいられない環境でしたので。
以下、根拠はなにもなく、ただみて、そうだろうかと思っているだけですので、妄想みたいなものです。適当に聞き流していただきたいのですが、
ここの特徴はまずツイズルじゃないですか?飛び込むみたいなツイズルしませんか?前はカツァラポフが一人でぐいぐいまわっているようにみえたのが、いつしかシニツィナが上回るような速度で一緒にとびこんでくれるようになりました。これ、すごいなあと。ちなみに、勢いよくやりすぎたか、二人でツイズルを転倒したこともあります。記憶が正しければ、2019年欧州選手権のRDです。練習で、振りがついた当初はけっこうたいへんなのかもなあ、などと余計な心配をしています。ツイズルをはじめとするターンの鋭さ。これがいかにもロシアのスケートじゃないかと。
のりのりでやってますよね。こういう曲ですから曲表現すればこうなるといえばそれまでですが、カツァラポフのノリノリ度をみるとにやにやしてしまいます。
ジーン・ケリーはそんなに動き回ろうともどこかエレガントなアステアとくらべて、いかにも躍動感があるタイプで、たとえば腕を横に広げるのでも、バーン、腕広げていました。
この雨に歌えばでも、come on with a rain,という歌詞の前にくる歌詞のところで両手両足を開いて上向きになって雨を全身にあびたりします。このジーン・ケリーを連想させる動きをカツァラポフがしているのがもうおかしくて。ご興味のある方は以下で元祖の動きを確認してみてください。
ジーン・ケリー 雨に歌えば
フィギュアで雨に歌えばとなると、カート・ブラウニングhttps://www.youtube.com/watch?v=ZBqqX3eVuRc&ab_channel=kbvids88なんですけどね。傘と帽子という小道具をうまくつかって何度見ても楽しいパフォーマンスかと。だけど、シニカツの雨に歌えばもいいなと思ってます。特にカツァラポフが。ちょっぴりおしいのは、シニツィナがアメリカンガールにみえないことかな。あまりにカツァラポフがジーン・ケリーの単純なまでの喜び、ぼくは幸せだあ、という陶酔を表しているような気がするので、シニツィナももうあと一押しあればよりいいのか?なんて思ったりもします。まあ、ないものねだりにすぎないですが。
それにしてもこの点をつけますか。今年の欧州選手権は88.73 (50.45 38.28)という点でした。それより初戦にして微妙にうわまわりました。このときのパパシゼが88.78 (50.33 38.45)だったからじゃないかとつい疑ってしまうブログ主。おそらく持ち越しと予想していますが、パパシゼの昨年のフェームはすばらしくすてきでなかったですか?それより上だよ、といいたいのでしょう。個人的には、はじけ方、という意味でガブリエラのほうがシニツィナより上だったようにみえますが。
2位 アナベル・モロゾフ/アンドレイ・バギン 77.03 (42.87 34.16)
SqTwL4+SqTwM4 MiSt3 1FS1+kpNNNY PStL2+PStM2 RoLi4
ロシア選手権では3年連続8位で、8位が定時席のような気がしていましたが、前回4位になり、もしかしてでてくるのか?というかんじになってきました。一度、2018年にロステレコム二出場して9位だったのをのぞき、これまで国際大会はB級の試合しかでてきていませんでしたが、今季はもちろん、来季もロシア代表としてGPSやらにでてくるかもしれません。シニカツ、ステブキの座は揺るぎそうな気はしないですが、No.3争いを制して欧州選手権とかにでてきても不思議はないかも。そして欧州選手権の成績がよければいよいよWCに、という流れになるでしょう。ちょっと注目しておくべき組かなと思ってます。19歳と24歳の組ですから、まだまだこれからです。
アナベルのお父さんのニコライ・モロゾフがコーチです。もう娘がかわいくてたまらないといった様子をロシア選手権のキスクラで見てきました。そういえば、昨年、こういうインスタグラムをアナベルが投稿していました。お父さんの誕生日に送ったツーショットの写真です。世界で最高のパパ、と書いてます。
https://www.instagram.com/p/B6LEbmNI9jI/?igshid=1dkdbbblrbt76
去年はKiss Me Kateでしたが、これはシカゴですよね?あとSing Singがはいっているんじゃないかな。ちがってたらごめんなさい。同じ課題ですから全選手、RDは昨年のプロをそのまま使うと思いこんでいたのですが、そうでない選手いるのかもしれません。二人が離れるときの距離はどうかな、と思いました。新プロであれば、レベルはとりきれないのもキーポイントでとりこぼしするのも当然でしょうか。あとシカゴにしてはお行儀がよすぎるかも。このあたり、第2戦以降にどうなっていくか、です。最後の決めポーズの雰囲気はよいかなと。
1位とくらべて7点以上の差があいてますが、3位は60.42ですので、16点以上、差があいたわけです。滑り自体の自力がちがうかんじですので、よほどのことがないかぎりFDもこのままじゃないかしら。