ええ~っ。びっくりです。紀平ちゃんがクリケにくることにきまりました。

知子ちゃんと同じパターンです。濱田先生への師事は継続、でも海外(二人ともカナダ)のコーチにも師事するという。知子ちゃんのキスクラはここのところバーケルでしたので、紀平ちゃんのキスクラもブライアンになるという可能性はあります。

もっとも、高橋大輔君の場合は、モロゾフ門下のときも長光コーチが必ずいましたので、二人のコーチがいるキスクラなのかもしれません。

3Aなどジャンプを定期的にジスランにみてもらっていたのが移籍の伏線だったのかしら。
そういえば、ジェフリー・バトル、デイビッド・ウィルソン、シェイ=リーン・ボーンというクリケの3大振付師というべき存在全員と紀平ちゃんはこれまでに組んでいます。

以下、記事の引用。もとにあったのは
https://this.kiji.is/644446808228119649?c=39550187727945729

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フィギュアスケート女子で四大陸選手権2連覇の紀平梨花が男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA)らを指導するカナダ人のブライアン・オーサー氏に新たに師事することが13日、分かった。紀平は那覇市内で共同通信の取材に応じ「(2年後の)北京五輪へ向けて絶対に成長できると考えて決めた」と語った。浜田美栄氏が従来通りにメインコーチを務め、オーサー氏が第2コーチに就く。

 新型コロナ感染拡大の影響で現在はオーサー氏のいるカナダに入国できないが、制限が解除され次第、7月にもトロントで練習を行う予定。「トップ選手の動きを見てたくさんのことを吸収したい」と意気込みを口にした。

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羽生君がクリケ入りしたのは、仕掛け人が城田さんですが、オリンピック優勝への道をオーサー/クリケに敷いてもらった、という面がありました。

おそらく、平昌まで、という心づもりだったのではないでしょうか。移籍当時、ソチの金メダルを本気でねらっていたのは、おそらく羽生君本人(家族も?)だけで、城田さんはじめとするサポートチームも、本当の狙いは平昌だったのではないかと推測しています。男子で10代のメダリストはそれこそディック・バトンだけですので。

ただ、本人はソチで金メダルとる気でいたでしょう。金メダルの写真見続けてましたし、デイビッド・ウィルソンに振付を依頼したときに、平昌まで待てない、ソチで金メダルをとるのに力を貸してほしい、なんて手紙をかいていました。

私が勝手にいっているだけで、実際、サポートチームがどういう姿勢だったのかはわからないですが。

だけど、男子と女子はちがいます。2002年7月21日生まれの紀平ちゃんは2022年2月の北京では羽生君のソチのときと同じ19歳ですが、女子は長らく20代のオリンピックチャンピオンはでていません。荒川さんで最後ですし、その前も、サラ・ヒューズ、タラ・リピンスキー、オクサナ・バイウルと10代メダリストが続いています。さらにいうなら、カタリナ。ヴィットが1984年に金メダルをとったときは18歳。つまり、紀平ちゃんは金メダル候補にならないといけない選手ですし、さらには次も見込めるわけです。

この移籍の仕掛け人が誰なのかわからないです。だけどおそらくは2022年平昌、そして2026年ミラノ/コルティナ・ダンペッツォ の二つをねらうはずです。

17歳といえばロシアなら、女子選手の成長期の山はこえた、とみなしてよさそうですが、日本の場合、わりとおそくくる選手もいますので、この対策の意味もあるかもしれないです。

 

でもおそらく主体はジャンプ、スケーティング、表現の進化がねらいでしょうね。メダルとるためには必要ですので。特にジャンプで、4S、できれば4Tの習得というのを視野にいれているはずです。

また、今日、クリケ3人組男子の美しいクールオフの記事をだしたところですが、紀平ちゃんの滑り/表現に磨きをかけるにもぴったりの環境かと。すでに悪くないスケーティングはしていますが、あのレベルに近づくのをかんがえるだけで、わくわくします。

まさか、まさかの紀平ちゃんの移籍のニュースでした。

 

しかし、仕事さぼってこんな記事かいてるってどういいうこと(^_^;) ご飯食べたら真面目に働きます。