https://isu.org/inside-isu/isu-communications/communications/24310-2320-decisions-of-council-meeting-april-28-2020/file

ISUというところはスピードスケート主体のところのせいか、Communication No. 2320で日程が明示されたのはスピードスケートのみです。

フィギュアのGPSなどにしても日程はもうすでに決まっていて、どこかのCommunicationに書いてあるはずなんですが、どれだっけ?という状況なだけなのです。

たぶん、またCommunicationが発行されて、あらためて日程が明記されるのではないでしょうか。

新しくでた2320で書いてあるのは、
・COVID-19 関連の健康・安全問題に注意
・スケーターが国際大会で競技できるように最善の状況をつくりだす

というこの二点。つまり、

ジュニア・グランプリシリーズは予定の10週間前
   第一戦はカナダ大会で8月26~29日なので最終決定は6月15日

グランプリシリーズは予定の12週間前
  第一戦はスケアメ 10月23~25日なので最終決定は8月1日

と一週間ごとに開催かキャンセルかが決定される、ということになります。

この件についてはワーキング・グループが結成されました。

決定する内容は
a. 全試合での安全/健康を守るための手段

b. 開催される都市、世界中の衛生状態、旅行/会合の制限、旅行に関する危険性、世界中のスケーターの旅行や氷上練習に必要な時間を評価

c. キャンセルになった場合の延期/代替開催の評価

d.無観客試合の可能性の評価と決定 

e. JGPS、GPS、CSで複数の試合がキャンセルになった場合のソリューションの評価、各ランキンの維持/採用、ファイナル開催に関するオプション/ソリューションの決定

f. キャンセル、延期、代替開催の場合の財政的な影響の評価、シリーズのランキングを維持するかどうかにかかわらず、開催できる試合で必要となるISUのサポートが確実に与えられるようにする

g. 上の問題にかんする提案を提出し、ISU Councilの決定を求める

要するに、COVID-19の影響を配慮して、様々な決定を行う、ということです。無観客試合の可能性というのがやはりでてきました。

あとこのやり方だと、前半の数試合はキャンセル、でも後半は無観客であっても開催されるという可能性はあるかもしれません。あと、延期開催、というのもありうるかもしれない、というのは頭においておいたほうがいいですね。前半の試合にかたまるスケーターとかもいますので、ファイナルが開かれるかどうかはきわめてあやしいような気はします。

ということで、開催できるものならしたい、という姿勢をみせたことにはなるでしょうか。6月15日までに状況がどうなっているかみましょうか。現在の状況考えると、JGPSとか、スケアメとかが開かれるとも思えませんけど。

一方、ISU Skating Awards Figure Skatingはやはり開催するそうです。デジタル/バーチャルで開催するとか。

個人的にはこれこそやめたら、というかんじですが、やりたいのでしょう。アワードの発起人であるスポーツ・エージェントのアリ・ザカリアンあたりがごり押ししてそう。単なる出来レースになるのが見え見えですけど。公明正大に選出した証拠を明らかにみせないかぎり、ブーイングしそう...