プロトコル全体
http://kunstrijden.knsb.nl/2019-2020/20200220/index.htm
 

ジュニア女子詳細

http://kunstrijden.knsb.nl/2019-2020/20200220/SEG007.HTM

 

ジュニア女子プロトコル

http://kunstrijden.knsb.nl/2019-2020/20200220/TheH202320_JuniorLadies_SP_Scores.pdf

 

 

 

1 千葉百音     64.65    (36.93    27.72)
 

 


3Lz!+3T  3Lo 2A 

ノービスのときのアジアン・オープン以来の国際大会じゃないかな。がんばりましたよ、がんばりました。ちっちゃい頃を見ているだけに成長はなんだかうれしいです。スケーティングも、ジャンプも、スピンもしっかり練習しているかんじ。ルッツのエッジは不安ありますけど、基本的な要素はきっちりつみかさねてる。伸びる要素だらけじゃないかな。もちろん、Lzのエッジの問題あるし、もうちょっとスピードほしいかなとか、いろいろ注文はつけられるだろうけど。

なにせこのジゼル、バレエプロなだけに比べる対象は山のようにもってます。どうしてもバレリーナの音のつかみ方とくらべてしまいます。もちろん同じになるはずがないのだけど、この曲、体は弱いけど踊るのが大好きで幸せいっぱいのジゼルが踊る場面なんですよね。愛らしさ、若さと純粋でどこか素朴なあたたかさがあって大好きな場面。ここで幸せな女の子の姿がみられるから、あとの悲劇がきいてくるんです。二幕の伏線となるところもあるかもしれない。

 

明らかにアクセントくるでしょ?ちょっとした音のつかみどころができるだけでそういう印象が強くなってくるはずです。もうちょっとスピードがあるといいのかもしれないですが、とにかくこのつかみで損したのじゃないかな。こういうところでうまくいくと個性がでてくるんですよね。機械的にはめるのじゃなくてみな、微妙にちがいますから。自分なりにアクセントをつかめてくると、ほら、みて、みたいになってくるし、エッジも見せられるところがでてくる。INはもちろん、SSもあがってくるんじゃないかしら。

これからたぶん体型変化で苦労しそうにみえなくもない。でも、練習はきっちりやってるとしか思えないので、なんとかふきとばしてくれると信じたいところ。

FSもこの調子で!来シーズンはJGPSでみたいです。

5 吉岡詩歌 53.22 (27.42 25.80)

3Lz<+2T<<  3Lo   2A

 

 



あああ、最初のコンボがたぶんすべてです。あの状況でよくコンボまでもっていきました。ジュニアはリカバリーききませんから。でも出鼻をくじかれてしまったかんじだったかな。レベルはとりましたけど、スピンもうん、というかんじのような。もっとできますから。


とにかくこの下の演技がまぶたにまだやきついています。ジャンプは特に強いわけじゃないでしょう。でも、音の表現がほんとにすてきで。このときは60.89だしました。テクニカルきびしい試合でしたから、国際試合ではうまくいけば63ぐらいいくかも、と思ってみました。

 

 




フリーでの巻き返しを期待したいところです。全日本ではこれもよかったのです。