結果 https://www.fsrussia.ru/results/1920/rusnat1920/ENG/CAT003RS.HTM
詳細結果 https://www.fsrussia.ru/results/1920/rusnat1920/ENG/SEG006.HTM
プロトコル https://www.fsrussia.ru/results/1920/rusnat1920/ENG/Pairs_FS_Scores.pdf
すばらしかったですね。ロシアのペアって、欠場の影響もあるとはいえ、あきらかに若返っています。優勝したボイコズだけ。
1 Aleksandra BOIKOVA / Dmitrii KOZLOVSKII 233.66 2 1
2 Evgenia TARASOVA / Vladimir MOROZOV 233.19 1 2
3 Daria PAVLIUCHENKO / Denis KHODYKIN 219.72 3 4
4 Anastasia MISHINA / Aleksandr GALLIAMOV 212.85 8 3
Aleksandra BOIKOVA / Dmitrii KOZLOVSKII 53.27 (78.26 75.01)
初優勝です。先日のファイナルではミスがあったのでどうだろうという始まる前の考えなどあっさりふきとんでしまいました。まるであぶなげがなかったですね。
ペアの鬼門にサイドバイサイドジャンプ(ソロジャンプ)があります。これ、苦手なところが多い。もともとシングルだった選手がペアになってくる場合は、シングルで一線級でやるほどジャンプが強くない、というのがあるはず。さらには男子はリフトや投げ技のために筋力トレーニングしますから、かりに同じ身長だったとしても、シングルの選手よりずっと重くなります。さらには、持ち上げたり投げたりする女子は軽いほうがいい、ということで男女の対格差が大きくなると、歩幅も高さもちがってくるので、女子はたいへんでしょう。ところがここはジャンプが比較的あぶなげない。今日は3T+2T+2Tで男子がちょっとひやっとするところがありました。でもめずらしいような気がします。ふたりとも、シングル時代はミーシンに師事していたそうですが、それがなにか好影響あたえているのかしら?
とにかくボイコズがタラモロを逆転できたのはこのサイドバイサイドジャンプのおかげじゃないかしら。すべてにおいて水準が高いタラモロの唯一のなきどころがこのソロジャンプです。
男子が大柄な女子をあぶなげなくリフトし、ツイスト、リフトともすんなりとこなす力をもっているというのがまずすばらしいのです。
女子の体幹のすごさもみのがせますまい。そんなにいいと思えないスローのおりになるんじゃないかと思えるのに、高く足をあげた美しい着氷にしてしまう。で流れる。時に、さらにもう一度さらに体をのばしてしまうときもあります。さりげだけどすごい。ツイストのときにタノもやってます。
あと、リフトのときの独創性もご注目。たいへん明確な美しい女性の姿勢がくるくるかわります。この姿勢にいくか、というのをとって、おろしかたもかなり明快。面白いです。