詳細結果  http://www.isuresults.com/results/season1920/gpfra2019/SEG003.htm

プロトコル http://www.isuresults.com/results/season1920/gpfra2019/FSKWSINGLES-----------QUAL000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf

 
2. Alina Zagitova RUS - 74.24 (38.32, 36.92, -1.00)

 

 

 

 

3Lze3Lo(<、両足), 2A, 3F

びっくりしました。3Lzにeがつきました。これまでもこのぐらいのエッジでなにもマークがなかったのに。こういうゆれるエッジはつけないのだろう、と思ってたのに。しっかりeとは。あと、ザギトワの武器であるセカンド3Lo、やっぱり不安定なんでしょう。ちゃんととぶときもあるはずですが、とべないときもかなりでてくる、と考えておくべきなんでしょう。絶食に近いものすごいダイエットして身体しぼった時だけ跳べるんじゃないかしら。表現はすてきですねえ。大人っぽくて。せつなくて。でも滑りはコストルナヤと0.85も差がつくほどなんでしょうか。オリンピックシーズンにくらべてずいぶんよくなったのは確か。でも、あの頃が変に高いSSでてたのです。個人的には8点台とか場合によったら7点でもいいんじゃないかと思ってました。昨年、著しく伸びたのはたしかです。だけどまだやっぱりやや小さめなんじゃないか、という気がしないでもないし..片足滑走はいいと思いますが。9前後なんでしょう。8点台もありそうな気がします。コストルナヤがまだ完全なディープエッジとはいえない状況とはいえ、十分なエッジワークみせてますから、ザギトワが上としても、こんなに差はありますまい。0.25とか大きくても0.50の差のはずです。ディープエッジになれば、もう相手になりますまいよ。TR、IN,COはいい勝負ができると思いますが、SSはおそらく抜かれます。見せ方はとてもうまいし、なぜだかグレイヘンガウスとの相性いいですよね。ザギトワには去年のSPが謎構成だった以外、いいプロつくってます。

あと、3Lz+3Loで、e(-3 to -4)UR(-1 to -2 )、両足着氷(-3 to -4 )やってますので、重大エラーが複数と考えていいと思うんです。なにせオータムでURで音楽的になんの問題もなかったのに、適応してくれたので。そもそもあれはURでないという意見もありますし。となるとSS、TR、CO 9.25までPE、INが8.75までだと思うんです。PE 9.25⇒8.75、CO 9.32⇒9.25、IN 9.32⇒8.75でいいんじゃないでしょうか。つまりPCSは1.14引くべきじゃないかと。

3. Mariah Bell USA - 70.25 (37.70, 32.55)

 

 

2A 3F!-3T 3Lz

Radar / Work B**ch ブリトニー・スピアーズです。いいかんじにしあげましたね。こういうパターンはマライアになかったはず。でもどこかチャーミングなところがある。リッポンが振付です。相性いいですよね。去年もSPがリッポンでした。振付師として優秀なのかしら。最初なんて、あれ、スケーティングううまかったっけ、という錯覚におちいりました。結局、ラファ組らしいクロスやってますが!(^_^;)3Fに!がついたとはいえ、軽微なエラーですし、このジャッジ以外はつけないような気がします。

4. Starr Andrews USA - 66.59 (36.39, 30.20)
3T3T, 2A, 3Lo

5. Wakaba Higuchi JPN - 64.78 (31.83, 32.95)
2A, 3Lz3T(<), 3F(e?)

 

 

よいとはいいません。ジャンプは一応着氷するようになったから大きな進歩です。でも3TのURもFのeもはっきりわかる。やっぱり3Fやめましょうよ。Loにしましょ。eつくぐらいなら、安心してGOEもらえそうなジャンプとびましょ。こればっかり何年もいってるけど。

やっぱりこの選手の滑り好き。コストルナヤとちがいすぎる、なにをいっているんだ、といわれようがかまいません。どちらも好きなんです。スカートとヒールはきたいときもあれば、ジーンズにぺたんこ靴はきたい日もあるでしょう。それといっしょです。曲のだす感情と滑りが一致するのってなんなのでしょう。で、勝手にこちらがどんどん物語を作ったり、感情的になったりしてみてしまう。スケアメにくらべて後半がいいと思います。レベルはとりこぼしているけど。体力がともなってきているかんじ。やっとやっとスランプから脱出しているんですね。全日本までにぜひあげて、表彰台に返り咲いてほしいです。これだけエモーショナルにすべれる選手、少ないです。クリーンにすべったら泣き出しそう。そう、二年前のWCでスカイフォールを熱唱しながらぼろぼろないてみたものですが、それと同じことが来年3月に起こるのだと思いたい。メダルに手が届くとは思いません。3Aはいったって、ジャンプ構成の差がつきすぎます。でも、この滑りをみて、というときがくると信じたいです。そうなりますように。

まずはこの試合、1つでも順位をあげましょうね!

6. Kaori Sakamoto JPN - 64.08 (31.88, 33.20, -1.00)

 

 

3F-3T 2A (転倒) 3Lo shaky

うううん、緊張してました。無欲でイケイケどんどんにならなければ、メンタルコントロールの問題がでてくるんでしょう。3F+3Tは、私のこのみだと、3Fならもっと前になにかいれるべきだし(アリエフのおひざくるくる3Fとか、羽生君のステップの一部となった3Fとか。ケイトリンの3fだって前にちゃんといれて、直前まで曲表現してました)、身体もきれいに楽々ととぶのがいいとおもってるのですが、妙に力がはいっているし、特に身体がきれいに使っているようにみえない坂本さんの3Fは好みとは外れるのです。トウもそれほどよくないし。トウがよくないと、離氷がいいというところにいれないし、身体のポジショニングがいいと思わないクセが自分にはあります。エフォートレスにはみえないので、高さ/幅はいいとして、音楽の要素がみたすかどうかが微妙なかんじがする...1か2をいれてしまいそう。でもこれ、自分の好みかも。トウはおとがめなしなので、離氷もいいと判断すべきなのかもしれません。2Aの転倒-5はこれだとしょうがないですね。ループは好きなんですけど、得意だというのでターンからはいりますが、このジャンプ、すごく微妙。スピンみてても、やっぱりまわれなくなってきているんじゃないかという疑惑がまたでてきたりしてます。去年はまったくURでなかった選手ですが、今年はでるんじゃないかな。


7. Yuna Shiraiwa JPN - 63.12 (32.15, 30.97)

 

 

USインターナショナルは体調不良で棄権し、10月には近畿選手で7位だったのです。そのときはどうなることやらと。3Lz+2Tにして、すこし構成をおとしてきました。そのかいあってか、ステップシーケンスでレベルをとりこぼしたとはいえ、クリーンなプロでした。だいぶん体調不良が長かったのでしょう。過労からの体調不良による風邪や病気だそうで、そりゃ、3Aはじめとして4Sの練習もずっとしていましたから。げんさんのときに、3AはGPSでいれられるところまできたといってました。びっくりしました。まだ4回転のほうが有望にみえてたので。でも、そうだったのでしょう。濱田組は熱心に3A以上のジャンプにとりくんでいて、紀平ちゃん、ユヨンと試合で成功していますし、河辺愛菜ちゃんは試合では成功してないはずが、西日本選手権ジュニアSPで首位にたった河辺愛菜ちゃんはFSでトリプルアクセル挑戦を明言しています。ということは、ある程度、優奈ちゃんも公算がたっているんでしょう。少しずつもどして、全日本に3A挑戦できるようになりますよう。