もう一週間以上前の記事なのですが、
「ハビエル・フェルナンデスがフラメンコ・オン・アイスを日本へ」という意味のタイトルの記事がでています。
https://www.marca.com/deportes-invierno/2019/05/09/5cd16733ca47415b6a8b4614.html
に掲載されています。5月9日にアップされた記事です。
ハビは、マドリードの日本大使館で、芸術的なスケートとフラメンコを融合させたショー「Flamenco on ice」の発表を行いました。アントニオ・ナハロが監督をつとめる大規模なものに思えました。
出演者はスペインのスケーター
ハビエル・ラジャ(男子シングル)
セリア・ロブレド(元アイスダンス、女子シングル)
ソニア・ラフエンテ(女子シングル)
ラウラ・フェルナンデス(ハビのお姉さんです。アイスダンサーになろうとしていたところを弟のためにフィギュアをあきらめた、という話をみました。どうも今はジャッジをされているようですhttp://www.rinkresults.com/judge?judge_id=925)
で、音楽がどうも本格的っぽいです。ギタリストはこの発表時点では未定でした。とはいえ、ライブなれしているいいフラメンコ・ギタリストはたくさんいるので、スムーズに決まったのじゃないかしら。
カンテ
フラメンコ・ファミリーの出身です。あの偉大なカンタオーラの一人、マリア・バルガスと縁続きらしい。カンタオーラらしい声で、伝統的といえる歌い方してますねえ。これはソレア・ポル・ブレリアというフラメンコの主要な曲種の一つです。ゆったりしたソレアとテンポのはやいブレリアの中間にあたります。3拍子系の曲です。
Saray Muñoz.
ポルブレリア。訳すならブレリア風、とでもなるのでしょうか。時々あるのですが、ほとんどブレリアのテンポにきこえて実はよくわかってなかったりします...左でカホンたたいてます。このカホン、南米発祥の楽器で、昔はフラメンコにいれなかったらしいのですが、今ではけっこうよく使われていて、ライブではよくみかけるようになってます。ハビのフラメンコ・オン・アイスで登場するかどうかは不明ですが、これがみえたら、あ、カホンをたたいている、と思ってください。
José Luis Montón ギタリストで作曲家 よくわからないのですが、彼が作曲をするということかしら。ギターも弾くのかもしれません。
グアヒーラというタイトルなんですけど、踊り歌としてよく聴くグアヒーラとはかなり一線を画しているような。それっぽいメロディーも流れるのですけど。フラメンコ・ギターをひく人は大なり小なり作曲をやる人達で、特に、ファルセータとよばれるギター・ソロの部分ではみなさん、好きにひかれます。オリジナルのものを持ってくきたり、好きなギタリストのものを拝借してアレンジされたり。たまーに、ちがう曲種ひいてるのでは、なんてこともあります。
つまり...音楽をみるかぎりでも、本格的。フラメンコ、と名付けるのであれば生音が望ましいんじゃないかしら。もちろんパヘス(知子ちゃんのファイアーダンスのもとを踊った人です。パヘスのおかげであの曲をフラメンコ、と思われてるのかなあ???)みたいに自分の公演でフラメンコ以外の録音の曲で踊ってフラメンコにしてしまう人とかいますし、スペイン国立も録音つかってますけど、もともとカンテ(歌)とギターにおまけでついたのが踊りといわれているので。まt、パヘスにしても、スペイン国立にしても、カンテとギターの生音もつかってたような気もします...だいぶん前のことだし、他の公演とごっちゃにしてしまっているかもしれませんが。
記事では、5月24日から6月2日まで、東京で3回、仙台でさらに3回の国際展開とありました。これって、ファンタジー・オン・アイスの日程ですよね。
在スペイン日本国大使館にも同じ内容が掲載されてます。
https://www.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000846.html
前段階として、ファンタジー・オン・アイスでチラ見できる、ということ???それともファンタジー・オン・アイスで「フラメンコ・オン・アイス」を上演するということですか?ここらへん、よくわかりませんが、いずれにせよ、ファンタジー・オン・アイスで見られることはまちがいなさそう。東京と仙台のみ、ですけど。
一部、twitterで訳出してくださっていました。
https://twitter.com/FlyHigh_AndFree/status/1127053986673020929
Twitterでハビインタビュー
ハビのFOI発表の記事 Marca紙から✨
①ハビ「日本を選んだのは、スケートに最も貢献し、外国の人々や伝統を知りたいという熱意にあふれているから。彼らはスケートもフラメンコも愛している。このふたつの芸術で人々を魅了することができたら、嬉しい」
②「この経験を世界中で楽しんでほしいし、フラメンコで世界一美しいショーを作りたい。それは我々の文化であり、アントニオ・ナハーロほどふさわしい人はいないでしょう。みんなに楽しんでもらえるよう世界にこの素晴らしい芸術を紹介するよ。ここから始まるショーを、記憶に残るショーにしたい」
③「人生の全てを氷上で過ごしてきた。アントニオが求めるカメレオンに適応しようとしているが、僕らには非常に難しい振付。世界で最高のフラメンコ振付師だから仕方ないよね」
ナハロさん
「フラメンコはハビエルに非常に良い。彼のしていること、メカニズムとは違うが、リスクを恐れず、振付師に
④身を任せるスケーターは勝利を収める者。彼は氷上で踊っているようだからね」
「今日は私の夢が叶った日。スペイン生まれの国際的なスターがアイスショーでスペイン文化を表現する。2000年からフィギュアの振付をしているが私にとって贈り物のようだ。ハビエルは不屈の努力と粘り強さの模範だ。
⑤フラメンコは地についた強さ、情熱、エネルギーであるのに対し、スケートは滑るもの。初めてフィギュアの振付を依頼された時はクレイジーだと思ったが、スケーターがフラメンコを踊り歓喜するのを見てきた。ブレードで踏み鳴らせるんだからね。それにフラメンコとフィギュアの融合は完全なる共生だ」
⑥LaLigaSportsのGomezさん
「日本は我々の市場の参考となる国。ハビエルとともにスポーツ、文化、スペインというブランドを融合させるのです。これ以上の方法はないでしょう!この新プロジェクトに参加でき非常に光栄です。ROIを3年間支援してきましたが、世界の果てまで彼についていきますよ」終
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