詳細結果 http://www.isuresults.com/results/season1819/gpfra2018/SEG007.HTM
プロトコル http://www.isuresults.com/results/season1819/gpfra2018/gpfra2018_IceDance_RD_Scores.pdf

なぜかYou Tubeでみつけることができません。Rockerがかなりはってくれていたのですが、すべて無効になってます。削除している人がいるんでしょう。Deily Emotionでみつけたやつだけ。うう。これなら無理してでもライストをみるべきだったんだろうか(>_<)全体の演技でもいいので動画さがさないと...とりあえずみつかったパパシゼだけ。ううう、誰か愛の手をください。この大会、アイスダンスをすごく楽しみにしていたのにライストやる根性がなかったばかりに見られないなんて。テレ朝、さっさとカップル競技ながすんだ~。もう、テレビ放送を待つしかないのでしょうか。

 

いつまで見られるのかわかりませんが、以下で全試合をみることができると教えていただきました。ありがとうございます。

 

https://ok.ru/live/1358710316563

 

追記:パパシゼの動画がはってあるサイトを教えていただいたので、それから類推すると、でてきました。スペイン語の動画は無事らしいです。

 

1. ガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン
Gabriella Papadakis/Guillaume Cizeron FRA - 84.13 (45.42, 38.71)

https://www.dailymotion.com/video/x6xp18l

 

 

 

 

うわああ。この挑戦的なでだしのピアソラ。ピアソラってタンゴのエッセンスはもっています。しかし、従来の踊りタンゴとは一味もふた味もちがいます。こんなのタンゴではない、という山のような批判を前に、ご本人はタンゴに新しい命を吹き込んだのだ、と胸をはっていたといいます。それが氷上に、最上級のスケート技術と共に登場したではありませんか。

今年のタンゴロマンチカにあって、ピアソラを選ぶアイスダンスカップルとても多いのですが、なかなかこれだ、と思わないのは、おそらくその革新性のエッセンスがいまいちでないからかもしれません。だいたい踊りにくいはずです。ピアソラってタンゴなのに、クラシックかジャズみたいに聞こえませんか。演奏楽器にもよりますけど。だいたい踊るんじゃなくて聴く曲って、踊り曲のタンゴではない、といわれてもしかたないところあって。

それをパパシゼは、持ち前のすばらく伸びるスケーティングとにごりのないつなぎで表現しましたね。ここの革新性の1つはどろどろの熱い感情が全面的にでるのではなく、まるでギリシア彫刻が動くか天からの贈り物が氷上にまうように見えるところなんですが、今回もそれでした。最初と最後など熱いタンゴそのもののようなポーズとるし、ひんやりとはしたかんじはないのです。

ギヨームはやっぱり調子が100%よいというわけじゃないんでしょう。いつもほど動きませんでした。ここ、さりげにポジションチェンジしたり、片方が回転いれたりするときはギヨームがやること多いんです。でも、今日はガブリエラがやる率がいつもより多かったです。たいへんきれいなのですが、ギヨームの技術のほうが上だと思います。音伸ばすところでギヨームの動きみてください。なんだこれは、のことやってます。あれに転倒せずについていけるだけすごいです。いつもなら、もっと静かな圧があるんじゃんないかな。それでもGOEが増えた関係もあって、世界選手権のWC83.73を抜きました。もう笑うしかありますまい。10点7つもついてるのです。それでも少ないと思ってしまうなんて、おかしいですよね(^_^;)キーポイントというか、コンパルソリの部分ですね。前半がNNNYNになっていますので、ここで取りこぼしているのです。故障の影響でしょう。

 

2. ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ
Victoria Sinitsina/Nikita Katsalapov RUS - 77.91 (41.77, 36.14)

 

 

この組はもともと、男女の技術差がありすぎて、男性側が女性にあわせて手加減しようという気がほぼなく、あらぶってディープエッジでがんがんすべってくれます。で、シニツィナさんが完全についていけなくなると、崩れる、というのを数年繰り返し...いいときはシニツィナがあらぶるカツァラポフを余裕で暴れさせてるみたいにみえる時があります。

3. パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ
Piper Gilles/Paul Poirier CAN - 74.25 (38.76, 35.49)

 

 

タンゴで黄色いドレスに、ネールは青ですって。ふっふ。この独特カラフル、いいわあ。しかし、今年のパターンダンス、いままで完璧にこなしたところあったかしら???あと、ツイズルもレベルおとしたり、難しいことはしているのだけど、評価になってないのがちょっと悲しい。

4. ケイトリン・ホワイエク/ジャン=リュック・ベイカー
Kaitlin Hawayek/Jean-Luc Baker USA - 69.85 (35.64, 34.21)

 

 

ここもコーチかえて、やっぱり芸風がかわりました。前はベイカーがもっと動く感じでした。故障したせいもあるかもしれないけど、男女間の格差を減らそうとしているのかなあ。カップル間の信頼関係はこの組にはあって、男性側のうまさはわかっても、カップルバランスはそれなりにとれているのですけどね。

5. オリヴィア・スマート/アドリア・ディアス
Olivia Smart/Adrian Diaz ESP - 68.16 (34.47, 33.68)

 

 

ディアスががっしりしているせいでしょうか、なんだかなんか頼もしげにみえたかと思うとちょこちょこ走りやったり、あれ、おの手の使い方なんだかフラメンコみたいな(男性がやってますが)えっつ。男性が女性につかまってバランス技やったり、なかんか個性的でめずらしい構成です。なんだか面白い振付です。G. Coumoyer, M. F. Dubreuil, P. Lauzoとなってますが、誰のでしょうね。しかし、このエッジ使い。ほんとアイスダンサーたちの滑りってシャープ。

6. レイチェル・パーソンズ/マイケル・パーソンズ
Rachel Parsons/Michael Parsons USA - 68.14 (36.51, 31.63)

 

 


兄妹ですから、タンゴをねっとり系でせめていくのはやっぱりつらいものがあるのでしょう。たぶん、兄妹じゃなければ、しょっぱなのカーブリフトのあと、もっとねっとりしまうよね。でも兄妹だからか、さらっと爽やか系になるのです。これはこれで面白い味にはなるのだけど。

7. マリー=ジャード・ローリオ/ロマン・ルギャック
Marie-Jade Lauriault/Romain Le Gac FRA - 64.94 (32.66, 32.28)

 

 

シカゴより。ミュージカルと直接は関係ないいかもしれませんが、髪型と衣装は20年代のジャズエイジを意識しまくってます。あんまりタンゴをみたというかんじはしないですが、これはこれで。

8. ベティナ・ポポワ/セルゲイ・モズゴフ
Betina Popova/Sergey Mozgov RUS - 63.64 (33.61, 31.03, -1.00)

 

 

ここって、派手というか、外連味のあること好きです。これはいったいなに?みたいなツイズルとか、開脚リフトとか。あれ、クリロワがコーチだったんだ。いまさらですが。

9. アリソン・リード / サウリウス・アンブルレヴィチウス
Allison Reed/Saulius Ambrulevicius LTU - 59.77 (31.43, 28.34)

 

 

この組、アリソンがひっぱってますよね。でも男性側も上達しているんじゃないかしら。去年みたときよりずっとまとまってきてます。

10. アデリナ・ガリャビエワ / ルイ・トーロン
Adelina Galyavieva/Louis Thauron FRA - 55.21 (27.97, 27.24)

 

 

フラメンコ タンゴデマラガではじまりました。まだごくわかいカップルで、いろんな意味でまだこれからでしょうか。エネルギーはありました。技術はこれからでしょう。