結果
FS詳細 http://www.isuresults.com/results/season1819/jgpcze2018/SEG002.HTM
FS プロトコル http://www.isuresults.com/results/season1819/jgpcze2018/jgpcze2018_JuniorMen_FS_Scores.pdf


1 アンドレイ・モザレフ Andrei MOZALEV RUS 
217.12 SP2    FS 1 138.29 (70.51 67.78)
4T 3A+2T 3F 1A /3Lo+2T+2Lo 3Lz+3Tot 3Lz

 

 


15歳。JGPSはこれがデビューですが、なんと優勝してしまいました。あらら。でも上手。なんというか、かわったリズムでせめる曲でした。なかなかきれいに4Tとびました。コンビネーションの3Aもきれいでした。タイトにきゅっと回転するというか。セカンドの2Tは直前のファーストにくらべると物足りなかったか。3Aのかんじだと、3Tがきてほしい。コンビのセカンドで3回転をつけるのがあまり得意でないのかもしれません。3Lzとのコンビもなんだかつまったかんじでしたし。ミスはあったとはいえ、いい演技でした。

2 カムデン・プルキネン    Camden PULKINEN     USA
212.45    SP 1    FS 5  134.06 (65.42 68.64)
3Lz+1Eu+3S(転倒)3A 3Lo 3A+REP(SO) 3Lo 3Aot /3F!+3T 2A 3Lz+2T

 

 

衣装をみて、ジョシュア・ファリス♪とうかれるブログ主。タイプはまったくちがうとはいえ、どちらも表現者という共通点あります。今年のアメリカ男子はジョシュアを連想する選手が二人もいます。

ショートがすごかったぶん、ピークアウトしたのか、緊張したのか。すべりと表現はやはりうまいです。ジャンプミスがあってもそこを終わったらみてしまいますから。このジャンプ構成だと、どうしてもミスは一つぐらいでクリーンにきめたいところです。今日は転倒にREPが痛かった。ファイナルは確定です。ファイナルでは一戦目以上のできのFSをお待ちしてます。


3 ジョセフ・ファン Joseph PHAN    CAN
207.80    SP 3    FS 2
4T+2T 3Lz+3T 3A<<2ft 3F /1Lz+1Eu+3S 2A 3Lo

 

 

カナダから応援団でもきていたのかしら。妙にわいてましたね。この人のスケーティングも好きなんです。なにせ、ずわーっと進むスケートが昔から好きなのです。エッジつかって爽快にのびていくのを見るとそれだけで喜んでみてしまいます。最初の4T+2Tから3Lz+3Tあたりは良さがつまってました。とくになにかをするわけじゃないけど、スピード豊かなままはいって、きれいにフローがつきます。で、問題の3A...なんなのでしょう、カナダ男子はいったいいつから3A苦手が定着してしまったのかしら。ジェフ(バトル)からかなあ。ぬけたりするのをけっこうよく見たような気がします。パトリックが苦手だったのはまちがいないけど。でも、なにがなんでも3Aは得意にしなければ。キスクラで横にいたお師匠はミスター3Aだったのだから。しかし、一戦目からこのレベルの滑りをしてくれなかったのが恨めしい。
 

4 キリル・ヤコブレフ    Kirill IAKOVLEV    RUS
205.92    SP 4    FS 4
2A 3S 3Lz 3Lo /3Lz+3T 3F! 3F+2T+2Lo

 

ロシアって今年は男子も次から次へとでてきます。ロシアのジャンプって昔は高飛び型ばかりでしたが、だいぶん変わってきています。エテリ組は幅跳び型を規範にしているみたいですし。この選手もそうかな。後半つかれてくるのか、軸がいがみだして、大丈夫かなと思いましたが、持ちこたえました。ステップは-2から+2までジャッジはばらけました、がなかなか情感あって好きかな。


5 須本光希    Mitsuki SUMOTO    JPN
201.55    SP 5    FS 3 133.70 (66.90 67.80) -1.00
3A 2A+1Eu+3S 3Lz+3T 3Lo(SO) /2A+3T 3F 3Lz<(転倒)

 

去年とは表現的に大違いで、情感があるとか、表情豊かいうコメントもみかけます。そういう言葉で感想を言われる方もあるのですね。個人的にはちがう言葉を使いたい。海外選手とくらべると淡々としています。少なくとも濃いタイプではないでしょう。それはそれでいいと思います。きっちりとした基礎の上に、水がながれるみたいにするすると涼やかに演技を積み重ねていくのも一つの手だから。スケーティングにもあうじゃないですか。ある意味、日本人らしいというか。今日は、途中まではそれができていました。流れがとまってしまった3Lzの転倒がおしかったです。


6 アレクサ・ラキッチ Aleksa RAKIC    CAN
185.08    SP 6    FS 7
3Lz+3T  2A+3T 3Lo 3Lz /3F 3S+2T+2Lo 2A 

 

なぜか気になる選手。来年か再来年あたりでてくるんじゃないかな。たぶん、音楽と仲良くなってなにげに曲表現やるようになるタイプです。高度ジャンプは跳んでません。それは今後のお楽しみといったところでしょう。来年まで名前おぼえておけるといいのですが。



男子ファイナリストの決定状況

男子ポイント

http://www.isuresults.com/events/jgp2018/jgpsmen.htm
 

プルキネンは優勝、2位と28ポイントでJGPで確定です。

今、トルガシェフが24ポイントもっています。これに並べばファイナルの可能性がでてきます。そして抜けばまずまず確定。今年の確定は26ポイント以上、24で得点勝負になるのかも。去年は22でどうか、というところでしたが、今年はやや高めになるかもしれません。もちろん22ポイントの選手が1~2人はいることも考えられます。あと二戦がどうなるか楽しみ。

6戦目
コンラッド・オルゼル  9ポイント (優勝した場合並ぶ)
島田高志郎 13ポイント(3位で並び、2位以上の場合抜く)
ペトル・グメニク    15ポイント (4位以上)
樋渡知樹 13ポイント(3位以上)

7戦目
Adam SIAO HIM FA    FRA 11ポイント(2位でプルキネンに並ぶ状況)
Yuma KAGIYAMA    JPN 9ポイント(優勝したらプルキネンに並ぶため、得点差で競うことになる可能性はある)
Yuto KISHINA    JPN 11ポイント(優勝した場合は決定。2位だとプルキネンに並ぶ)。

Andrei MOZALEV RUS 15ポイント(3位以上で決まるはず)

6、7戦目
アルトゥール・ダニエリアン(RUS)
25ポイント以上を獲得して、ファイナルに進む可能性はあります。なにせ昨シーズンのWC銀メダリストです。