平成30年度特別強化選手

  参考 29年度特別強化選手

 

かなりややこしいのですが、去年と比較をしてみました。わかるかなあ。


()にはいっているのは29年度にその枠にはいっていて、今年度はいなくなった選手です。引退、解散、前期がおもわしくなかったなどで強化からはずれた選手は緑で表示しています。()が黒でかいてある選手は別枠にいっています。黒の★か▲をさがしていただければいます。

★は去年よりも上のレベルの強化選手とみなされた選手。去年いなかった選手はオレンジで表示しています。

▲は去年よりもレベルをさげて強化選手に選出された選手

 

特別強化選手

男子:羽生結弦、宇野昌磨、田中刑事、(無良崇人)★友野一希

女子:宮原知子、樋口新葉、三原舞依、(本郷理華)、(本田真凜)、坂本花織、★紀平梨花、★山下真瑚

アイスダンス:村中/リード

強化選手A 

男子:日野龍樹、(友野一希)、(中村優)、(島田高志郎)、佐藤洸彬、須本光希、村上大介、★三宅星南 ★壺井達也 

女子:(白岩優奈)、▲本郷理華、▲本田真凜 ★横井ゆは菜 ★荒木菜那

 

アイスダンス:★小松原/コレト

ペア:須崎/木原、★三浦/市橋、(須藤/ブードロ・オデ)

シンクロナイズド  神宮アイスメッセンジャーズ

強化選手B

男子:(三宅星南)、(壷井達也)、(川原星)、(本田太一)、山本草太、★鈴木潤、木科雄登、山隈太一朗、★櫛田一樹、★長谷川一輝


女子:▲白岩優奈、松田悠良、新田谷凜、★川原和愛、★渡辺倫果、 ★吉田陽菜,(鈴木沙弥)(松原星)、(横井ゆは菜)、(紀平梨花)(山下真瑚)、(荒木菜那)、(岩野桃亜)、(松岡あかり)

 

ペア:(高橋/柴田)、(三浦/市橋)

アイスダンス:(小松原/コレト) 深瀬/立野 (吉田/杉山)
 

たぶん、シニアは特別強化→強化A→強化Bの順でGPSに派遣されるんでしょう。何らかの国際大会か全日本で表彰台にあがった選手が選ばれています。これでいくと世界選手権で大健闘した友野君はGPSで2戦がわりあてられるんでしょう。あとはAから優先的に選ばれるかな。でもBになっている草太君も一試合ぐらいはわりあてられそうな。ジャンプのもどりしだいですよね!あれだけスケーティングの魅力のある日本選手って少ないので、ジャンプ次第ではいっそ2戦派遣してほしいです。

ジュニアについていうと、世界選手権にいったかどうかでまずわかれるんでしょう。須本君の場合は、特別強化に選ばれるのかも、と思ってたんですが、結局は強化Aのままですか。4回転と曲表現かなあ。あと、先シーズンの男子ジュニアはレベル的に先先シーズンよりもさがったというのが大きい。シニアにあがって即戦力というかんじの選手はいませんでした。4回転跳べないと男子はシニアではきびしいでしょう。もしなしでやるなら、スケーティングの基礎だけでなくて、ラトデニ君ぐらいの曲表現が必要です。それで10位にはいれるかはいれないかですので。

強化Aでいくと、荒木菜那ちゃんはジャンプはすごいんです。あの高いダイナミックなジャンプは紀平ちゃん、真瑚ちゃんともどもこれまでの日本女子の観念をくつがえしてくれました。ジュニア、いったいどうなってるんだろ。今後は日本女子はダイナミックなジャンプをするようになるのかしら。問題は曲表現がどうなるかです。高1ですが、あと一年ジュニアかなあ???実績つくってシニアにいくのか、という気がしないでもありません。横井ゆは菜ちゃんは高3ですね。シニアにあがってくるのかな。

紀平ちゃんは今年からシニアのうわさがたってます。うまくいけば(要するに弱気の虫をうまく追い払えれば!)台風の目になれるはず。練習動画をみるかぎり、ジャンプ前もえらく改善されているみたいですし、4回転もとんでますし、さらにはあの脚力をうまく活かした踏切のよい跳び方はジャンプを保てる可能性が大きい。真瑚ちゃんは同い年の高1年生で紀平ちゃんが7月に対して、5ヶ月あとの12月生まれです。どうするんでしょう。真瑚ちゃんの話はきいてないんです。やや踏み込みがあやしいときがあるとはいえ、あの高い癖の少ないジャンプが保たれれば、シニアでもなかなかいい線いくかもしれません。音を素直にとって表現できるし、リリカルな雰囲気もってますので。今後のびるかどうかはコーチング次第かも...曲表現は山田/樋口組は心配ないのですが、技術的にはちょっと弱いので。

強化Aの選手まではグランプリンに派遣されるはず。Bの白岩優奈ちゃんは微妙な立場かも。次のシーズンはチャレンジャーが主戦になるかもしれません。GPSはあって一戦かな。もしそうなら、成果をだして、来年はGPSに二戦出場をねらいたいところでしょう。3A挑戦するっていってますし、スケーティングにずっととりくんでいることはわかるので、じわじわあがってくる可能性はあると思います。

さて、今年新たにあがった選手をみてみます。ジュニアでBにあがっているということは、JGPSにたぶん派遣されるということでしょう。

長谷川一輝    高校世界選手権2位 全日本ジュニア7位(SP3位、FS10位) 高校2年生(16か17でたぶん今年もジュニア)独特の個性があって、ちょっと所作のかわったタイプですね。アジアっぽいというか、オリエンタルというか。SPはたしかアランフェスですが、一風かわっていました。JGPSに派遣されるの???年齢的にはそうですが。

佐藤 駿 きました。ノービス4年連続チャンピオンで、高い潜在力の持ち主。ケガさえしなければJGPSに派遣されるはずです。全日本では暴れ馬ぶりに笑ってしまいました。トリプルアクセルいれて、トランジションが充実した滑りをやりたいんです。3Aが安定すれば4回転やりだすにきまってます。要するに最上級に難しいことやって、世界で活躍できる演技がしたいんのがはっきりとわかる選手。羽生君の中学生のときを連想させるものがあります。羽生君超えが目標と大胆にいいきってますからね。方法論をふくめたそのビジョンはしっかりもってるし、それにむかって努力もしている。こういうタイプは、次の二点がクリアできればのびるはずです。ただそれが難問なんですが...まず第一は、ケガなく練習をこなせること。第二はよい指導者の下で計画的に練習すること。あの滑りはまずどうにかしてやらないといけません。まだ基礎が十分でないです。でも、スピードおとすとか、転ばないでいい用心をしないまま難しいことの連続をやろうとしてます。現在は5ぐらいのレベルで、8から9をめざして実際にやろうとしているかんじ。おじけづいたり、用心するような癖つけるものか、っていうふうにみえるので、たぶん、変な癖はつかないでしょうけど、ケガばかりつづくかも...、練習方法考えて注意をはらってやらないといけないのでは。むちゃをやるタイプにみえますから。この二つがそろえば、かなりの未来がまってる気がします。ということはスポンサーをさっさとさがして海外っていうのが一番いいのでしょう。でもそんなスポンサーがやすやすと見つかるんだろうか...学校がさいたまなんで、あれ、と思ったんですが、練習拠点は仙台のままですよね?

鈴木潤  へえ、鈴木君を強化にいれたんですね。全日本でみるのを毎年楽しみにしているんですが、チャレンジャークラス以上の国際大会に派遣されるってことがあるということかしら?それなら楽しみ。昨年、全日本10位です。仙台出身で、札幌にうつった選手です。北海道大学工学部応用マテリアル工学コースにいっていました。たしか院にすすんだはず。昨シーズンまで、と一時はいってましたが、今年も両立をめざすというのはうれしい話でした。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaiyumiko/20170201-00066845/

吉田陽菜  「はな」と読みます。去年のジュニアのときは小学生6年生でした。ノービスAの優勝者ですね。過去にはBでも優勝してます。昨年全日本ジュニアで8位でした。NHKのエキシビションでもすべってましたね。門奈コーチのところの選手です。年齢的にしかたないとはいえ、まだジュニッシュといえるすべりですけど、なかなかインパクトがあって、曲にのってアピールしてくるタイプ。強いて懸念をいえば、門奈コーチのところって、ばんばーん、とややワンパターン気味に攻めるタイプが圧倒的に多い気がすることでしょうか。陽菜ちゃんもそんなかんじかなあ。ちがうタイプの表現ができるようになるのかしら。NHK、全日本ジュニアとも、みていて楽しかったです。のびそうにみえます。まだノービスだと思ってましたが、ジュニアにあがれるんでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=Xup5pH7rvLc

以下の選手、少なくとも全日本でみてるはずなんですが、覚えてない...いけません(T_T) 録画おいているかしら。みたら、追記します。

櫛田一樹 全日本ジュニアで4位になった選手です。全日本では17位。

渡辺倫果 ジュニアグランプリ5位、全日本19位。

川原和愛 ジュニアグランプリ6位、全日本21位


小松原/コレトは強化Aにあがりました。りかあるはBのままです。でも、期待してます。アイスダンスカップルらしいカップルですし。

 

あと、強化選手からもれてしまった選手を一人。高志郎君です。去年はケガで、結局、全日本ジュニアにでられなかったのがなんといっても痛かった。でもランビエールのところで格段にスケーティングがうまくなりました。数ヶ月でこんなにかわるものかとおどろきました。曲のイメージを強くもって表現できる選手でしたが、2016-17シーズンでは、気持ちはわかる、でも技術がともなってない、というかんじでした。それがジャンプと、体をいためているためにまだ問題があったスピン以外のスケーティングはめざましく向上していて、もてるイメージがスケーティングで表現できるようになっていました。気になっていた腕のつかいかたも、うううん、と思っていたエッジワークも。ランビのところにいったのは大正解に思えます。ケガさえなんとかなればとても面白い存在になるはずです。ジャンプがどうなるかまったくわからないので、世界で上位の選手になると断言はできませんけど、すくなくともブログ主はみるのを楽しみにして出場する試合を追うことでしょう。羽生君、昌磨君は別格として、スケーティングでの曲表現となると、今では草太君に次ぐ存在にみえるんです。あくまで個人的な印象ですけど。ともあれ、来季の復活を願いたいところです。