1. 日本 - 10
2. イスラエル - 9
3. カナダ - 8
4. アメリカ - 7
5. イタリア - 6
6. 韓国 - 5
7. 中国 - 4
8. ロシア - 3
9. ドイツ - 2
10. フランス - 1
男子詳細結果 http://www.isuresults.com/results/season1718/owg2018/SEG009.HTM
プロトコル http://www.isuresults.com/results/season1718/owg2018/OWG2018_TeamMen_SP_M_Scores.pdf
ジュンファン君 77.70 (40.71, 36.99)
3F3T, 3A, 3Lz
ありゃりゃ、ジュナン、となってました。でもこのブログでは、いままでよんでたようにジュンファン君でとおします。最初にコンビがきましたので、三回転で通すんだ、というのがすぐにわかりました。みるたびにほんと、体型かわってます。これは跳ぶのは苦労するだろう、と思って見ていると、コンビネーションの2つめがURっぽい...あとクロスがまだまだ多いです。とはいえ、これほどまでの体格の変化がある上にケガがありましたから、今シーズンは母国オリンピックに出場できたこと、まずまずの順位をあげて次の北京に備える、という年なんでしょう。スケーティングそのものはなかなか魅力的と前から思ってて、ステップなどみてしまいます。さらには一つ目のスピンなどいいですよね。将来的にはでてくる選手なのはほぼまちがいありますまい。今後数年をどうのりきっていくか、クリケのお手並み拝見。
パウル・フェンツ 66.32 (34.54, 33.78, -2.00)
うう、スピードがまずちがうぞ...難度の高いジャンプの成功率は高くなさそう、と思ってみてしまいました。しかしこういう衣装の色合いって、やっぱりヨーロッパ的かも、と思ってみました。べたっとしないニュアンス色。
ベセギエ 61.06 (26.93, 34.13)
でだしは面白いんですが、ジャンプで失速してしまいました。音はしっかりとれる人なんですけど。28歳という大ベテランがケガをのりこえて初のオリンピックです。個人戦ではまとめてほしいものです。
ハンヤン77.10 (38.28, 40.82, -2.00)
3A(UR,両足、手,footdown), 4T(SO,手), 3Lz3T(footdown)
えんかん、と表記なんですよね。NHKは気合いたっぷりででてきましたよ。トリプルアクセルは着氷でミスでてしまいました。4Tでもミス。3+z+3Tはとびましたが、2本目がステップアウトしてしまったんおで。3Aがきまるかどうかでハンヤンの調子はわかりますよね。しかし、コミカルプロやら不思議プロ以外のを振り付けてもらったんだね、と思いながらみました。スケーティングなかなかよくなりましたもん。ジャンプが安定すれば、なんですけど...ううううん。
マテオ・リッツォ77.77 (40.60, 37.17)
3A(footdown), 3F+3T, 3Lz
なぜでしょ、この衣装って、船乗りを連想しちゃうんです。この選手も注目してます。まず、ヨーロッパ勢の中ではスケーティングのスピードがあるように思います。音楽もよくきいてて、ろうろうした歌声に負けません。スピンはなかなかですし。次の欧州の主役はロシアとラトデニ君あたり、と思ってますが、リッツォがでてくるかもしれませんね。やれることを全部やったというかんじの演技でした。フリーでこの演技ができれば、イタリア大躍進もあるかもしれません。個人戦でもぜひこのレベルで。
第2グループ
パトリック・チャン81.66 (38.56, 45.10, -2.00)
4T(転倒), 3Lz2T, 3A(転倒)
ううう、やっぱりジャンプはもどしてない...せめて一つでもきまれば全然ちがうんですけど。軸がおかしいんでしょう...本田さんいわく、回転のはじめかたがはやすぎるということです。力んでるんでしょう。しっかりまわっているので基礎点はとってますが、転倒のマイナスは痛い...きっちりとべば、パトリックの4TってGOEどっさりつくゴージャスなジャンプです。すべりはもうさすがでした。ソチのときの豪腕投手のようなスケーティングではありません。でも、これほどinto the iceという言葉の似合う存在がいるのでしょうか。クロスけっこうあるんですが、膝のやわらかさを駆使したスケーティングでした。膝ってやっぱり大事なんだ、とあらためておもえるものでした。団体戦フリーにはでるかどうかわかりませんけど、どうかどうか、なんとかジャンプを決めてください。
ビチェンコ 88.49 (47.59, 40.90)
3A, 4T, 3Lz3T
なぜでしょ、音楽にもちゃんとのってるのに、よいときも、あれれ、ノーミス、みたいにスルーする反応してしまってます(^^;) 今日はジャンプをすべてそろえましたので、点はでるでしょ、という演技でした。最後までしっかり勢いを保ちました。
ネイサン80.61 (37.73, 43.88, -1.00)
4F(堪)2T, 2T*, 3A(転倒)
うううん、ピークの照準を個人戦にまわしているんでしょうか。それとも今シーズン、あまりジャンプの調子がよくなかったのをひきずってるのでしょうか。羽生君がいないからイマイチのらなかったのでしょうか(笑)ジャンプが、という演技でした。
このショート好きです。ネイサンはクラシックよりロックとかがいいと去年から主張してます。だって、そういうスケーティングにみえるもの。フリーレッグをきっちりのばせるし、腕の使い方もしってますし、回転軸もピルエットで回り方を身につけたんじゃないか、と思うような軸のしっかりした細いものというバレエ的な要素はたくさんあるんです。でも、音楽ののりかたが、クラシックよりロックやポップス向きだと思うんです。なにより楽しげにみえるので。が、全米ではその音の乗り方がイマイチで、リズムが微妙にはずれてるような気がしたんですが、今日は全米よりよく音にのってました。
コリヤダ74.36 (33.75, 42.61, -2.00)
4Lz(転倒), 4T(転倒), 1A*
おおお~い、このジャンプミスの山はなに。しかも、ノーカウントになるものばかり。個人戦にピークをもってくるつもりなんでしょうか(T_T) パトリックやネイサンにあわせてあげたのかしら。ステップはよかったです。スケーティングはうまい人ですよね。問題はジャンプがそろわなさすぎること!緊張しすぎたのかしら。
昌磨君103.25 (56.64, 46.41)
4F(SO), 4T3T, 3A
今年の男子を象徴するかのように、まわりが失敗の山を築く中、昌磨君がスタート。フリップで手をついたときはひえ~、となりましたけど、転倒にはしませんでした。最小限の減点にとどめたのは大きかったです。なにより、ひきずらなかったですね!最後のみならず、途中でも笑ってたのは疲れてたんでしょうか(^^;)
昌磨君が好きなのは、いわゆるミュージカリティ、音楽性だということをあらためて認識するプロでした。この役割は右手をはじめとする上半身がになうことは多いです。冒頭からみせてくれます。足元でもやっていて、音とあまりにあっていて、強弱まで表現できるもので、私は好きですが、人によっては足元はものたりないと思います。だいたい両足滑走で、大きくふみだしたり、やや幅をへらしたり、ソフトにおいたり、という表現になっていて、ツイズルなどで表現する箇所もあるものの、片足滑走はあまりありません。昨季よりも増えているとは思いますけど。エッジの使い方も甘い、と考えるジャッジも今後はでてくるのかもしれません。
動画をはろうとしたら、著作権の関係で、削除されてしまうようです。残念。みなさん、録画されてるといいんですけど!