またお久しぶりになりましたが
古い物ご紹介シリーズです。
また可愛い箱を見つけました。
みや古染のお仲間、
ミヤコ友禅染料の紙箱です。
赤い箱と青い箱でちょっとだけ文字に違いがありますよね。
ちょっと色褪せていますが、花柄も可愛いです。
右からの文字で戦前の物になります。
裏側で文字フォント違いがまたはっきり見られます。
お値段が金三十銭で同じですが
ちょっと裏側のデザインは違いますね。
左端の
國策ニヨリ包装改正
の文字が戦時中の物だったことを物語っていますね。
現在の桂屋ファイングッズのサイトによると
どうも古い物のパッケージは瓶だったようです。
蓋が金属でした。
戦時中、国策で金属は武器や兵器製造に使われ、
日用品の方には回らなくなったので紙パッケージになったのかな?
上からと横からもどうぞ。
上から。
あと横から。
赤函と青函の旧字もいいですね。
ちなみにこのミヤコ染料の桂屋商店、
現在の桂屋ファイングッズ公式サイトによると
1890年(明治23年)の創業です。
1896年(明治29年)に家庭用染料のみやこ染の販売をはじめました。
1922年(大正11)に桂屋商店として法人登記され、
1946年(昭和21年)に株式会社桂屋に社名変更、
1971年(昭和46年)に現在の桂屋ファイングッズに社名変更です。
今回ご紹介の箱は桂屋商店の記載で、ここからも
1946年(昭和21年)の株式会社桂屋に社名変更する前までの物と分かりますね。
桂屋商店として法人登記した1922年(大正11年)頃は
物不足の時代だったそうで古い衣料の染替え需要はとても多かったそうです。
昭和初期も同様だったよう。
赤箱の裏側にある説明書きの所にも
特に廢物の布を利用し
と記載があり、染替え需要に応えるものだったことがうかがえます。
こういうものからも当時の日常が分かり
戦争の影も見えるのが普通だったことが感じられますね。
面白いです。
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