松風陶器のディナープレート オキュパイドジャパン | 古道具 古家具 昭和レトロのお店

古道具 古家具 昭和レトロのお店

R88 - 古い物いろいろ
アンティーク雑貨にジャンクスタイルも。素敵な古い物を家具から雑貨まで。

つい先日やってきたばかりの古いディナープレート、
可愛い柄で、これはどちらのかしら?と裏返して見たら
裏印がこちらでした。
IMG_1027
松風陶器でした。
しかも、オキュパイドジャパン。
第二次大戦後の1947年(昭和22年)から1952年(昭和27年)の物ですね。
柄はこんな感じ。
IMG_1026

松風陶器は3代目の松風嘉定が先代の作っていた少しずつの工芸品とは違って
輸出用の磁器を工場で大量生産させる方向で1906年(明治39年)に設立したのですが
結局、松風嘉定が陶歯製造の方へと進んでいったので
現在の人口歯の株式会社松風の方の事は結構簡単に知る事が出来ます。
でも、松風陶器の方の事はあんまりネットでは調べられません。

京都で松風陶器を作った時に、名古屋に支店を作り
本社の方では近代的設備で石版転写画上画付けを中心に製造し
名古屋支店では輸出向けの装飾を施した製品を製造、
なんて感じのことくらいしか分かりません。

第一次世界大戦でドイツの洋食器の輸出がなくなり
日本の洋食器輸出が大きく伸びた1916年(大正5年)頃は
名古屋の日本陶器(現:ノリタケ)や名古屋製陶所なども
生産量を拡大していたようで
松風陶器も大曽根近郊?にこの頃、工場が新設されたようですが
どのあたりかも不明です。
しかも、松風陶器が京都も名古屋もいつ頃まで製造していたのかもよくわかりません。
戦争が終わって少しした1950年くらいまで?

名古屋支店で製造された物に入っていたSNB印は1920年(大正9年)くらいまでなのかな?

知ったからってなんてことないのですが、文献を調べたくなります。

違う花柄で裏印の違う
柄の擦れた使い込まれたものもあるのですが
松風陶器の物も増えてくると色々気になってきます。

最近はノリタケだけでなく、
東洋陶器や松村硬質陶器なんかも気になっています。
やっぱり名古屋の会社が気になりますが
(東洋陶器はノリタケから分かれたから九州の会社でも気になってた)
有名どころで現在も続いている会社だと
香蘭社や深川製磁、現:ニッコーの日本硬質陶器なんかも
本当に歴史が古いのでちょっとそのうち調べるかと思います。
まださらっとだけしか知らないので。
日本硬質陶器は今回の松風陶器というか3代目の松風嘉定が大きく関わっているので
少し脚を突っ込んだ感じです。

・・・って、こんなことばかりしていると
うちの主に怒られます!

とってもまとまりのない事になってしまいましたがすみません。


このディナープレート、只今ショップに載せてないですが数枚あります。
お譲りすることは出来ますので、気になる方はご連絡くださいませ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回のお勧めはネットショップの
和食器・洋食器・ノリタケのカテゴリー。
その他の商品はネットショップの左側にある Category からぜひどうぞ。

色々な都合(大人の事情?!)で
左側に並ぶカテゴリーも若干分かりにくいのですが
ネットショップでも古き良き『古道具屋』の宝探し状態をお楽しみ下さい!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後に・・・
励みになります。
応援クリックをどうぞよろしくお願いします!