でも、パズルを解いたからと言って頭がよくなることはありません。
なぜか?
そもそも頭がよくなるとはなんなんでしょうか?
ちょっと考えたらわかりますよね。パズルで頭がよくなるのであれば、パズル的思考の塊りであるシミュレーションゲームをやればいくらでも頭がよくなることになります。最近のゲームは、巧妙にできていて、下手なパズルよりはるかに難しいです。しかし、いくらゲームをしても頭がよくなったという話は、どこからも出てきません。
以前倉庫番というゲームがありました。これは、下手なパズルよりパズル的思考を要求される秀逸なゲームでした。そして、倉庫番的なゲームは無数にあります。
パズルを解くスキルを持っている人がたまたま、いい大学へ入るという逆の話なのであって、パズルを解くことで、いい大学へ入るスキルが手に入るわけではありません。
では、パズルをやっても無駄なのでしょうか?
これは、極めて難しい問題です。
というのも、パズルによっては、図形や空間を認知する能力の演習になるものもあるからです。これはゲームでも同じです。しかし、勘違いしないで頂きたいのは、演習であって、獲得ではないのです。無い能力を獲得するのではなく、もっている能力に磨きがかかるだけなのです。
以前にも、パズルの事にふれましたが、パズルによる演習は、限定的な能力の訓練に過ぎず総合的な能力のスキルアップには結びつきません。更に、限定的な能力の大半は、ゲームで磨かれる能力と同じで、殆ど学習には関係ない能力です。
さしずめ、柔道選手が、強くなるために、一生懸命、プールで泳いでいるようなもので、全く無駄とはいえないものの、泳いでさえいれば、オリンピックに出れるかと言われたら、誰だってわかりますよね。
ですから、パズルは、品のいいゲームに過ぎず、しょせん娯楽の域を出ないと考えてください。