最近の塾の話を聞いていると、子供にプレッシャーを与えて学習させる傾向が強い気がします。
小学校受験を目指す場合はやむおえないかもしれませんが、普段の学習に競争やタイムを計るなど、本来学習に不要なことが多すぎます。
競争やタイムを計ることでやる気を起こさせるということを言われているみたいですが、本来学習とは、時間に束縛されずに、やりたい時にやりたいだけやったほうが、確実に身に付きます。たとえそれが5分であったとしても、束縛された1時間より、ものすごく有意義です。
なぜならば、競争やタイムを計るなどは、過度の緊張を生み、本来自発的に行うべき学習がノルマになってしまうからです。ノルマになってしまった学習は、逆にプレッシャーがなくなると学習できなくなります。簡単に言うと、受験が終わったら気力がなくなり何もしなくなるのです。
私は、こういった、競争に負けたくないとか、受験に失敗するのが怖いといった、感情からやる気を出すことを負のモチベーションと呼んでいます。この負のモチベーションは、モチベーションの中では最強です。これ以上のモチベーションはありません。しかし、その原因が消えたとき、モチベーションもいっしょに消えてしまいます。そして、同じモチベーションに戻ることは、ほとんどありません。
ですから、負のモチベーションにつながることは決してすべきではありません。また、負のモチベーション下においては、全力を出し切ることも、理解力を全開にすることも難しく、結局学習効果は、期待値にほど遠い結果になってしまいます。
子供たちにいかにプレッシャーを与えずに、気持ちよく勉強させるために大人は、一生懸命考える必要があるのです。親であるならば、手を抜かずに子供のために努力してあげましょう。