東大卒女性が53歳で失業 寿司屋でバイトし再就職できた理由という記事を読みました。
栗崎さんという東大卒の女性は日本とヨーロッパでキャリアを築き、スイスで仕事をしていましたが、50代半ばで失業してしまいます。
東大卒でもなんでも、リストラされるときはされるし、再就職が容易でないという状況はどこの国でもあり得るだろうと思います。
この記事の中で印象的だったのは、言葉が自由に使える日本に帰るか、それとも女性差別はありながらも、上司に自分の意見が言えるヨーロッパにとどまるかということになった場面でのことです。
日本でもスイスでも苦労をするのは一緒だから、「どちらの苦労をより引き受けられるのか」という問いに対して、ヨーロッパを選択したのです。
また、東大卒だから、あるいは既にりっぱなキャリアがあったのだからという理由で「こんなことはできない」などというプライドにとらわれずに仕事を探したことも、やり直す際に大事なことだったに違いないと思います。
栗崎さんの本「女・東大卒、異国で失業、50代半ばから生き直し」は、アマゾンでも好評価。結婚でも仕事でも、海外に飛び立とうとしている人は読んでおくべき本かもしれません。