アメリカでは、犯人の無差別発砲による殺人を表す "mass shooting"という言葉は、すでに日常にものとなってしまったかのようです。
今日ラジオでは「過去5年で20件」とも言っていました。
厳密には「4人以上の死者が出た事件」を指すようですが、そのうちの多くは全米のメディアでは報道されないようなものも含まれています。
こうしてみると、大統領が公的に遺憾の意を表明しないものも数多くあるのだなぁと感じます。
それだけ数が多いということでしょう。
きのうワシントンDCで起こった事件では、セキュリティが厳密なはずの海軍の施設で、侵入者の無差別発砲により12人もが死亡しました。
それでも銃規制への議論が過熱しているかというと、そんな空気は感じられません。
去年のコネチカット州の小学校での悲劇のあと、銃規制を強化するべく全力を尽くしたものの、大きなインパクトのある法整備はかなわなかったオバマ大統領。
犯人の動機などはこれから明らかになっていくでしょうが、やりきれないものを感じているのではないでしょうか。