「若い女性は恋愛禁止」 | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

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全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

香山リカさんという精神科のお医者さんの「しがみつかない生き方」という本を読みました。

以前ロサンゼルスで、勝間和代さんの講演会に行った際、勝間さん自身が「香山さんの本の中に『勝間和代を目指さない』というのがあるんですよ~」と紹介されていたのですが、それがこの本の中で提案されている「ふつうの幸せを手に入れる10のルール」のひとつとして出てきていて、おお、なるほど、と思いながら読みました。

勝間和代を目指すような元気がある人はいいのですが、「ふつうの幸せ」を目指す人が、こういった成功指南の本がうたっているように「頑張れば夢はかなう」と信じて、夢がかなわないのは自分の頑張りが足りないからだ・・・と自分を責める原因になってしまうと、本末転倒だ・・・という趣旨ですね。

そして、香山さんの提案するこの10のルールの第一はズバリ「恋愛にすべてを捧げないこと」

香山さんのところには、恋愛で心身の健康を崩してしまうほど思いつめた方がいらっしゃるとのことで、「若い女性は恋愛禁止にしたいほどだ」とまで書かれています。

また、「メディアには恋愛を奨励するような記事ばかりが並んでいる」ために、人生における恋愛の価値がいやがおうでも高まってしまうとも。

そして、恋愛は『この人と出会うために生まれてきた』という生きる意味を実感させてくれる便利な手段ではあるが、それは生まれた意味や生きる価値を確認する唯一の手段ではないことを肝に命じるべきだと諭しています。

「とにかく結婚しなければ!」という焦りから結婚したら早まってしまった・・・という状況も起こりえますし、ましてや国際結婚の場合は、結婚前と結婚後の状況の変化が大きければ大きいほど、うまくいかなかった場合に失うものも大きいという現実があります。

自分の生きる価値を、「恋愛(あるいは結婚)しているか」というステータスに限らず、仕事なり収入なり周囲からの評価なり、あるいは子どもがいるかどうかなどという、自分の外にあるものに求めることは、結果的に長い期間にわたって幸せを実感することにはつながりにくいことは確かだと感じます。