カリフォルニア州では、一時期同性婚が合法だったことがありました。
これをくつがえしたのがProposition 8.
現時点ではカリフォルニア州では同性婚は認められていません。
この同性婚を禁止した法律は合衆国憲法に反するとして起こった訴訟の審理が、現在連邦政府の最高裁判所で行われています。
何ともややこしい話ですが、要は、連邦政府最高裁がここにきて初めて「同性婚を認めるのかどうなのか、あなたの立場はどうなんだ!」という問いをつきつけられているわけで、非常に歴史的な出来事と言えるでしょう。
今日のラジオのニュースではこの話をさかんに報道していました。
中でも「??」と思わず眉をひそめたのは、同性婚に反対の立場で議論を展開しているチャールズ・クーパーという弁護士の「結婚はそもそも子どもを自然な形でもつためのシステムである」という発言。
「それでは(生物学的に子どもを持つ年齢を過ぎた)55歳以上の異性カップルには、結婚するためのライセンスを与えるべきではないのですか」という判事からの問いかけには、
「いや、二人のうちのどちらかはまだ子どもを持てるはず・・・」
などというおかしなやりとりがあったそうです。
この弁護士の発言内容の録音はこちらで聞くことができます。
2日にわたる審理の結果、最高裁がこの件についてなんらかの判断を下すのか、それとも「時期尚早」ということで判断がなされないままになるのか。
注目したいと思います。