自閉症の動物学者テンプル・グランディン | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

この3日間はコーチとしてのスキルをさらに磨くため、リメンバランス・コースの上級編という位置づけのコースに出席しています。

この上級コースでは、毎回コースのトピックに関連する映画を見るのですが、今日の夜見たのはこちらです。




この”Temple Grandin"という映画では、自閉症を持ちながらも、困難を乗り越えて社会的な成功をおさめたアメリカの動物学者、テンプル・グランディンが博士課程に行くまであたりのことが描かれています。

動物学者となった彼女は、肉食用に飼育される牛を飼う施設でまったく新しいデザインを提案。今ではアメリカとカナダの半分の施設ではこの設計が使われているそうです。

主演のクレア・デーンズはこの映画でゴールデン・グローブ賞を獲得しました。実話に基づいているだけにとても勇気を与えられるストーリーです。

この映画の予告編でも出てくる"different, not less"という言葉がとても印象的でした。「違いはあるけれど、劣ってはいない」という意味です。

いわゆる「健常者」の人々も、自分が欠点と感じる部分や、経験不足などを理由に、自分にはできないと思い込み行動を起こせないということはよくありますが、それを乗り越えるのもやはり自分の力。

よい指導者や協力者に恵まれることも運のひとつでしょうが、最終的にどこまでやれるのかを決めるのはやはり自分自身なのだと感じさせられました。