国際結婚について語るラジオ | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

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全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

Googleのアラートから知った、こちらのYouTube動画による「おうちラジオ」

フランスのまるこさんという方と、スイスのなおこさんという方がお二人でスカイプを通じて発信されているようです。

第7回のテーマが「国際結婚」ということで、国際結婚についていろいろと語り合っています。

全部で4つの動画に別れています。第一回はここからお聞きいただけます。

いろいろな角度から国際結婚の側面を語られていますが、その中で「相手が自分の国のことを嫌いだったら」ということが出てきていて、これは実は結構大切な問題だ・・・と感じました。

国際結婚の場合、仕事などの都合で二人ともが「第3の国」に住むというパターンもありますが、多くの場合はカップルのどちらかが自分の国に住み、もう一人が自分の国ではない「外国」に住むことになりますよね。

このときに、お互いがお互いの国や文化を好きでないと、人によっては多大なストレスを感じることもあります。

もちろん、どの国でも(自分の国であっても)好きなところ、嫌いなところがあるのは普通のことですし、そういったことを「一切口にしてはいけない」ということではありません。

ただ、相手の文化や国のことを根本的に「下に見ている」だとか、「いいところがひとつもない、とんでもないところだと思っている」ということがある場合、それは夫婦関係に影響します。たとえ、その国出身の相手がそれに合意しているかのように見えても・・・です。

漠然と「私は日本が嫌いだから、国際結婚がいいかもしれない」と思っている人は、日本ほど良く知りつくしているほかの国があるのかどうか、まず考えてみたほうがいいかもしれません。

「国際結婚一年生」を書いたとき、インタビューに応じてくれた方が言っていたのですが、「若いときは欧米主義的だった自分だけど、年をとるにつれて、日本のいいところや感謝すべきところがわかるようになった」という方もいます。

そんなとき、自分はあるきっかけで「改めて日本を見直した」としても、パートナーが相変わらず「日本はひどい国で・・」という物言いをしていて、子どもにまでそれを伝えようとしていたら、心穏やかではいられないでしょうし、家族全体が揺らぎかねません。

どちらの国に住んだとしても、日常の不便や不慣れなことについて愚痴を言うこととはまた別のレベルで、根本的にその国の文化を尊重できるかどうか・・・

これは実は大切な視点なのではないでしょうか。