アメリカでは、「これは見ておかないといけない」という映画のことを"Classic"という言い方で表現します。
日本語でも「クラシック映画」などの使われ方をするようですが、英語だと名詞でもあり形容詞でもあるので、たとえば私が「XXという映画を見たことがない」というと"That's classic! You must see it" (えー、それはクラシックだよ!ぜひ見なくちゃ)のようにも使われます。
何が「クラシック」か?というと、やはり「オズの魔法使い」とか「風とともに去りぬ」とか「グリース」とか・・・たくさんあるのですが、「スター・ウォーズ」も間違いなくそのひとつでしょう。
いろいろなコメディやドラマ、映画などに「スター・ウォーズ」をモチーフにしたり、あるいは言及したりするシーンが出てきます。原作を知っていれば、"inside joke"(内輪で通じるジョーク)もわかったりして、さらに深い楽しみ方ができるのです。
大ヒットしたドラマ「ロスト」でもいたるところで「スター・ウォーズ」にちなんだ会話や、小道具や、名前などが使われていたそうですね。
最近目にした、割とあからさまな使われ方では、これも人気のドラマ"Gray's Anatomy"でのこちらのクリップがありました。希望を失いかけている患者を慰めようとドクターが「頑張って!」と励ますため、ハリソン・フォード演じるハン・ソロの生涯を語る・・・というシーンです。
映画を見たことない人には「なんのこっちゃ?」と言う感じですよね。
さらにこのシーン「マニアック度が高いな~」と思ったのは、彼女が映画を知っているだけではわからないストーリーの顛末にも言及していること。
そして、周りのドクターの反応から言っても、このやり手のドクターである彼女が「実はSFオタクだった!」という驚愕の事実がわかるシーン・・・という効果を期待しているのです。
もっとも、これがわかってしまう私はどうなんだ?という話もありますが(笑)
こちらにも書いたように、夫は「スター・ウォーズ」の大ファン。
結婚当初は最初の3部作くらいしか知りませんでしたが、長年かけて夫から見聞きした成果(?)でしょう。