パニック障害と予期不安は切っても切れない関係にあります。
私は電車にも乗れたし、(一応)人混みにも行けたので「予期不安」って経験したことないな。
と思っていましたが、ひどい予期不安を経験していました・・・
それは<手の震えです>
仕事中に大発作を経験したのですが、その時に手の震えがひどく出てしまい
この日からひどい震えに悩まされるようになってしまいました。
↓とくにこんなときに大きな不安を感じていました。
・玄関の鍵穴に鍵をさすときに、震えでずれてしまう。
・タッチパネルの操作時に指がずれてしまう。
・問診票などを書く時に震えで書けない
一般的にパニック障害経験者のみなさんがよく経験する不安は
電車に乗っていて発作を経験した時や、嘔吐を経験した時の嫌なイメージが残ってしまい
予期不安として感じることだと思います。
私の場合「予期」というより、症状として出てしまっていたので
少し違うのかもしれませんが、その気持ちはよくわかります。
不思議なもので、予期不安は1度経験すると、その後ずーっと嫌なイメージとして
残ってしまいますが、良いイメージは何度経験しても、それが残ってくれない傾向にあります。
「今日は乗車時に発作が出なかった」→「じゃあもう発作は出ない!」ではなく
「次出たらどうしよう・・・」という風になってしまいます。
私がパニック障害を治すためにやって欲しいことは
「ワクワクドキドキを日常生活で感じて、それを体に刷り込む」という物ですが
これの難しい点は、パニック障害になった時点で楽しいことが世の中から消えてしまうことです。
今まで楽しいと思っていたことが突然楽しくなってしまうのが、自律神経の怖いところです。
ひとつのマイナス面が、ガラリとみなさんの人生を変えてしまいますが
ひとつプラス面は、みなさんの人生を変えてくれません。
小さな幸せをコツコツ積み重ねいくしかないのです。
これができればパニック障害は徐々によくなっていくと私は信じています。
何をすればいいのかをお伝えできればいいのでしょうが
私にはそれはできません(こんな感じのこと、というのはお伝えできますが)
というのも、みなさんにとって何が幸せなのかわかりません。
よくある話ですが、コップの中に水が「半分も」残っているのかそれとも
「半分しか」残っていないのか、これの感じ方でも幸せの掴み具合は変わってきます。
パニック障害になってしまったことは、もう変えられません。
ぜひ、日常で小さな幸せ、楽しいことを見つけてください。
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