パニック障害だけに限らず、うつ病でも、治療のひとつに
「散歩」というキーワードは必ず出てくると思います。
精神疾患における「散歩」という治療(行動)を思い浮かべると
「セロトニンを増やす」という点からか「早朝」に歩くことと考える方がいますが
私は、そこに拘る必要はないと思います。
というのも私のパニック障害治療方法は
ワクワクドキドキを体に刷り込むというものなので、時間帯は関係ないと思っていますし
散歩そのものから得られる効果というより、散歩に付随する感覚から得られる効果を期待しているからです。
(ちなみに、ドキドキ=楽しいという意味のドキドキです)
もちろん私も最初から「ワクワクドキドキを得れば治るんだ」などどいうことは
思っていませんでした。
本当に治ったと感じた後に「あ~あの感覚がよかったのかも」と思った程度です。
今回の話を説明するのに必要なので、大まかに私のパニック障害の歴史を話ししたと思います。
①2021年10月頃:初めての体調不良を感じる
②2022年1月:パニック障害と診断される
③2022年4月:抗うつ剤の影響でひどい副作用が出始める
(心肺機能の低下や期外収縮の増大等々)
④2022年10月:劇的に体調がよくなる
⑤2022年12月:パニック障害が治ったかもと感じられるようになる
今回は、簡単に5つに分けてみました。
私が散歩を始めたのは、②ぐらいの時なのですが
この時は「単に歩く」ことしかしていませんでしたし、なんの効果を得られませんでした。
たぶん、パニック障害がひど過ぎたのと「こんなもので効果得られわけがない」と思っていたからです。
パニック障害と診断された②から③までの約3ヵ月の間は
↓こんな状態の散歩しかしていませんでした。
「なんとなく、その辺を歩こう」という状態です。
なぜ私の散歩が起き始めたのかというと
抗うつ剤の副作用であきらかに心肺機能がおかしくなった感じた時
(「あれ?おかしい」と感じて、数日ぐらい経った時だったと思います)
偶然、郵便局か区役所に行かないといけない用事がありました。
この頃は、本当に外に出ることさえしんどいような状態だったのですが
どうしても行かないといけなかったので、嫌々出かけたました。
この時に、少し呼吸が楽に感じました。
ここから私の散歩にも少し変化が訪れたような気がします。
と言っても、ワクワクドキドキをとはこの時も思っていません。
ただ、おもしろい?ことに、「心臓が止まるかも」と思うような症状の中、散歩をしていた記憶があります。
それだけ、散歩に何かを感じていたのかもしれません。
さて、私が散歩中にどんなことにワクワクドキドキを得ていたのかを少しご紹介します。
とてもシンプルで、小さなことです。
(ご紹介の前に、なぜ私が小さなことでワクワクドキドキを得られたのかもご紹介します)
それは、初めて一人で喫茶店に入った時の
「うわ~大人だ」のような感覚を今でも持っているからです。
家で映画を観る時に「ハンバーガーとポテトを買ってこよう。ポップコーンを買ってこよう。映画館みたいだ」という感覚を持っているからです。
ミステリー小説を読む時に、自分の部屋ではなく台所で寝て読んでみよう、夜に読もう、雨音を聞きながら読んでみよう。そうすれば雰囲気が変わって雰囲気を楽しめる。
という感覚を持っていたからです。
こんな感覚を持っていたので、単なる散歩でもワクワクドキドキを得られたのだと思います。
では、散歩中に得られたワクワクドキドキご紹介します。
(1)青空を楽しんでいた
ちょうど夏空へと変わる季節だったので、空を見上げて
「あ~なんかいいな~」と思いながら散歩をしていました。
(2)近所なのに通ったことのない道、行ったことない場所へ行っていた。
(3)近所のドラッグストアで買えるものでも、遠くのドラッグストアへ行くことで
旅行気分を楽しんでいた。
(4)ホームセンターが好きなので、散歩途中にそこに寄ることを取り入れて楽しんでいた。
(5)夜に散歩することで雰囲気を楽しんでいた(これはあまりしていません)
考えていたことと言ったらこれぐらいです。
私の治療方法は万人に通用するもではないと思っていますが
これを参考にして、自分なりの治療方法を確立していただければ幸いです。
書籍とメインブログのご案内
書籍:「私が辿り着いた抗うつ剤・抗不安薬に頼らないパニック障害の治し方」
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私のメインブログです。
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