本日はお釈迦さまのお話を一つ、ご紹介したいと思います。
ある男性が、お釈迦様に対して
「なぜあんな奴が尊敬を集めるのだ、忌々しい」と腹の中で憎らしく思っていました。
「よし今度、アイツを罵ってやろう。
罵ればアイツも汚い言葉で言い返してくるだろう。それを人がみたら人気も落ちるハズだ!」
男は機会を狙います。
そしてある日、釈迦の前に立ちはだかり、罵詈雑言を浴びせます。
お前が釈迦って奴か!お前なんかな!
■X怒◎妬/悪X恨▽§〈!ブー!
釈迦・・・・・・・
悪態をついて罵詈雑言を続けます。
釈迦・・・・・・・
釈迦はずっと黙ったままです。
周りの弟子たちはソワソワして、
「お釈迦様、あんな酷いことを言われてなぜ黙っておられるのですか!」
男は一方的に悪口を言い続けて疲れたのか、
しばらくした後、その場にへたりこみました。
するとついに釈迦が静かに口を開き、
釈迦
「もし他人に贈り物を渡そうととして、相手が受け取らなかったら、その贈り物は一体誰のものだと思いますか?」
「そんなこと!言うまでもない!相手が受け取らなかったら送り主ものだろ!
アンタは偉いのにそんな簡単なことも解らないのかよ!
・・・・・・あっ・・・・・・」
そうです、悪口も 相手が受け取らなければ、言い放った本人のものです。
「自分が投げかけたものが、自分に返ってくる」
このエピソードのように直ぐに返ってくることも、時間差で(数年後に)場所や人が変わって、自分に戻ってくることもあります。
「悪口(あっこう)を受け取らない」
相手の言葉を真に受けず間を取るということも自分を大切にすることの一つだと思います。
だいぶ昔にヨガの恩師 牧野先生から教わったお釈迦様のエピソードでした
7月の満月はバックムーンと呼ばれるんだって。
(バック=男鹿🦌)
もりまり.