妙寳寺 寺報

妙寳寺 寺報

京都日蓮宗・本山本満寺第六十世壽正院日嶌上人によって設立された御祈祷寺院です。
夙川公園沿い、香櫨園浜近くに位置し、便利な街中とは思えない静かなたたずまいのお寺です。

西宮 妙寳寺のホームページはこちら

明日より11月。

 

明日より、正中山 遠壽院 大荒行堂(千葉県市川市)では、

 

100日間の荒行 がいよいよ始まります。 

 

それにならい、妙寳寺でも100日間の水行を始めます。

 

行堂の中とは違い、自坊での水行は一人での修行となります。

 

ゆえに、眠い。寒い。「今日はやめておこうか」という心が、

 

ふと顔を出す日もあるでしょう。

 

しかし、その声こそ、精進の始まり。

 

身を清め、心を調え、ただひたすら、精進あるのみ。

 

100日後の自分に、恥じぬように。

 

また、荒行僧の無事成満をお祈りいたします。

 

南無妙法蓮華経。

 

 

 

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日中まだまだ暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

来週、9月20日より26日まで

 

秋のお彼岸の一週間が始まります。

 

お彼岸は日本独自の行事であり、悩みや迷いの世界(此岸)から、

 

迷いや煩悩のない世界(彼岸)を目指す大切な修行の期間でございます。

 

その修行として「六波羅蜜(ろくはらみつ)」が説かれており、

 

 

一、布施(ふせ)   見返りを求めない施しをすること

 

二、持戒(じかい)   規則正しい生活を送ること

 

三、忍辱(にんにく)  困難を耐え忍ぶこと

 

四、精進(しょうじん)日々努力を重ねること

 

五、禅定(ぜんじょう)心を落ち着かせ、冷静でいること

 

六、智慧(ちえ)   正しく物事を見極める力を養うこと

 

以上の六つの修行を実践する期間です。

 

またお彼岸は、ご先祖様に感謝を申し上げる大切な期間でもございます。

 

ご先祖様があって、今の私たちがここにある。そのご縁を改めて感じ、

 

生かされていることに感謝をお伝えする

 

良き機会としてお過ごしください。

 

 

妙寳寺にて秋季彼岸会施餓鬼法要を厳修いたします。

 

▪️秋季彼岸会施餓鬼法要▪️

令和7年 9月 21日(日)14時より

妙寳寺本堂にて

※お塔婆供養の申し込みも受付ております。

 

 

おはぎの用意もございます。

 

ご家族お揃いでのご参拝をお待ち申し上げます。

 

 

 

 

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8月です。

 

いよいよお盆の季節を迎えました。

 

お盆といえば、一般には8月13日〜15日というイメージが強いですが、

 

実は地域によって時期はさまざまです。

 

東京の一部では7月にお盆を行う「新暦盆」が主流ですし、

 

地方によっては8月1日〜3日頃にお参りされるところもあります。

 

ここ阪神間では、「一日盆(ついたちぼん)」や

 

「七日盆(なのかぼん)」と呼ばれる風習があり、

 

8月1日や7日あたりから始まり、24日の地蔵盆までを

 

“お盆の時期”として過ごすことが多いようです。

 

一ヶ月ほどかけて、ご先祖様をゆっくりお迎えし、お見送りする、

 

そんな流れの中にあります。

 

お盆は、ご先祖様がこの世へ戻ってくる「年に一度の里帰り」。

 

手を合わせたり、仏壇やお墓の掃除をしたり、

 

ご先祖様に想いを向けることが供養となります。

 

日々の忙しさの中でつい後回しになってしまう“感謝の気持ち”を

 

そっと形にする良い機会かもしれません。

 

ご先祖様にとっても、自分のことを語ってもらえたり、

 

思い出してもらえたりすることは、

 

とても嬉しく、有難い時間だと思います。

 

今年もどうぞ、ご無理のない範囲で、ご先祖様をお迎えいただき

 

心静かに、穏やかなお盆の時期をお過ごしください。

 

 

 

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7月です。

 

関西ではもう梅雨が明けてしまい、

 

夏の暑さと向き合う日々が続いております。

 

関西では来月からお盆です。

 

この時期、お盆の精霊棚についての問い合わせがありますので

 

精霊棚の一例をご紹介します。

 

※精霊棚とは、お盆にご先祖様をお迎えするために準備する棚のことです。

 

おがらやホオズキ、お供え等は、お盆の時期にスーパーや

 

ホームセンターでお求めいただけます。

 

提灯や精霊船は仏具屋さんにてお求めください。

 

飾り方やお供え物は地域によって異なります。

 

必ずしも図の通りにしなければならないという決まりはありません。

 

ここでは一例をご紹介しますので、ご参考までにご覧ください。

 

お盆が終わった後のお供えにつきましては、昔は精霊船に乗せ、

 

川に流していましたが、近年では環境への配慮からそうした

 

風習を行わない地域も増えています。

 

市町村によっては、お盆飾りを回収する取り組みもございますので、

 

詳しくはお住まいの自治体にお尋ね下さい。


 

 

 

 

 

図の説明

 

①   おがらや青竹 精霊の宿る所で結界を意味します。

 

②   ホオズキ ①のおがらや青竹から提灯に見立てて吊るします。

 

③   御位牌 精霊棚を作れる場合には、

      お仏壇から精霊棚へお移しします。

 

④   水の子 お皿に蓮の葉をしき、ナスやキュウリを賽の目に切り、

      洗い米を混ぜたものを盛りつけます。

      これは法界万霊(全宇宙の精霊)に対する

      供物の意味があります。

 

⑤   お霊供膳 ご飯、おつゆ、野菜の煮物、酢の物、香の物を

       用意します。

 

⑥   灑水盤 お皿に水を張って、溝萩か、マキを浮かべます。

      これは、煩悩の火をこの水で鎮める意味があります。

 

⑦   果物や野菜、お菓子等の供物。

 

⑧   馬と牛 ナスとキュウリにおがらや割り箸を刺して

      馬(きゅうり)と牛(ナス)を作ります。

      馬に乗って早く帰ってきてほしい。牛に乗って

      ゆっくり戻ってくださいといった意味があります。

 

⑨   精霊棚 テーブルや台にゴザや白い布をしきます。

 

⑩   ハシゴ おがらで仏壇へのハシゴを作ります。

 

⑪   提灯 ご先祖様がお帰りになる際の目印になります。

 

⑫ 精霊舟 此岸(迷いの世界)から彼岸(悟りの世界)へ

      渡るための船を意味します。

      できれば初(新)盆のお家は用意されることが多いです。

 

 

お盆はご先祖様の年に一度の里帰りです。心を込めてお迎えし

 

ご先祖様に喜んでもらえるよう準備を整えましょう。

 

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もう5月です。

 

夙川では鯉のぼりが泳ぎ出しました。

 

目標に向かって進むことを象徴するシンボルである

 

鯉のぼりを見ていると、自身も前に進んでいこう。

 

精進しよう。との気持ちになれます。

 

 

妙寳寺では

 

令和7年5月5日(月)11:00より

 

お釈迦さまのお誕生日をお祝いする花祭

 

国家安全・五穀豊穣を願う吉岡稲荷大祭を

 

厳修いたします。

 

美味しい ちまき、柏餅もございます。

 

皆様でお釈迦さまのお誕生日をお祝いしましょう。

 

 

 

是非お参りください。

 

 

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3月です。

 

本日17日より春のお彼岸が始まりした。

 

お彼岸は日本独自の行事であり、悩みや迷いの世界(此岸)から

 

悩みや迷い、煩悩の無い世界(彼岸)を目指し、修行をする期間です。

 

普段の生活があるので、坊さんの様な修行をするのは難しい。

 

では、気候の穏やかな春秋の一週間だけでも、

 

修行を意識してみましょう。と始まりました。

 

その修行とは、六波羅蜜(ろくはらみつ)と言う修行で、

 

1、布施(ふせ) 見返りを求めない施しをすること。

 

2、持戒(じかい) 規則正しい生活を送ること。

 

3、忍辱(にんにく) 色々大変な事があっても耐え忍ぶこと。

 

4、精進(しょうじん) 日々、努力・精進すること。

 

5、禅定(ぜんじょう) 心を落ち着かせ、冷静でいること。

 

6、智恵(ちえ) 正しい物事を見極める目を養うこと。

 

以上、六つの修行を六波羅蜜と言います。

 

お彼岸は、六波羅蜜の修行をし、

 

人としての善い生き方を意識する期間です。

 

そしてもう一つ、ご先祖様に感謝をする期間でもあります。

 

ご先祖様がいて、自分達がいる、そのような繋がりを感じ、

 

感謝を伝える一つの機会でもあります。

 

生かされている事をご先祖様に感謝をして

 

自身も迷いや煩悩の無い彼岸を目指し修行をする。

 

この二点を意識していただき、

 

お彼岸の一週間を過ごされてみてはいかがでしょうか。

 

お寺では

 

令和7年3月23日(日)午後14時より

 

春季彼岸会施餓鬼法要を厳修します。

 

皆様のお参りをお待ちしております。

 

 

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2月も今日で終わりです。

 

先日、千葉県にある遠寿院荒行堂にて

 

100日間の大荒行を成満されたお上人の帰山式へお手伝いに

 

行ってまいりました。

 

 

帰山式とは100日の修行を成満できたことを

 

行堂にて書写した相伝書を御宝前に供え仏天に報告する法要です。

 

 

行僧のアカギレだらけの手足を見て、枯れた声を聴いて

 

凄まじい修行をされてきたのだと想像できます。

 

雪の中での氷水での水行、堂々とした読経にご祈祷。

 

感動で震えました。

 

 

 

 

 

 

明日から3月です。行僧を見習い、

 

行住坐臥精進していきたいと思います。

 

 

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1月も21日になりました。

 

本年も妙寳寺をよろしくお願いいたします。

 

来月、当山にて節分祈祷会が

 

令和7年2月2日(日)午後2時より厳修されます。

 

 

 

 

節分は旧暦の大晦日です。

 

昔から新しい年を迎えるに当たり、

 

除災招福を祈って厄払いが行われてきました。

 

それに民間の行事であった「豆まき」が加わって、

 

今日の様な節分会となりました。

 

本年も祈祷会の後、餅まき、豆まき、景品まきがございます。

 

多くの方のお参りをお待ちしております。

 

 

 

厄除のお札

一枚300円

 

 

特別祈祷

一名3000円 

 

 

 

特別祈祷を申し込まれた方は豆まきをしていただきます。

 

下記の方々は特別祈祷を申し込まれますようご案内いたします。

 

 

年男・年女 『巳(み)年』の方

 

厄年の方 (数え年)

     男性 25歳(平成13年生まれ)

        42歳(昭和59年生まれ)

        61歳(昭和40年生まれ)

     女性 19歳(平成19年生まれ)

        33歳(平成5年生まれ)

        37歳(平成元年生まれ)

        61歳(昭和41年生まれ)

 

寿の祝い (数え年)

     還暦(六十歳) 古希(七十歳) 

     喜寿(七十七歳) 傘寿(八十歳)

     米寿(八十八歳) 卒寿(九十歳)

     白寿(九十九歳)

※妙寳寺の行事はどなたでも参加できます。

 

 

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大晦日です。

 

今年も色々なことがありましたが

 

12枚のカレンダーをめくることができ、ありがたく思っております。

 

この1年を振り返ると、私は本当に周りの人に恵まれていると

 

改めて感じることの多い1年でした。

 

妙寳寺の住職になり、手探りで日々を過ごす中、

 

やろうとしている事に手を貸してくれる人

 

色々とアドバイスをしてくれる人

 

先回りしてフォローをしてくれている人

 

と周りの人々に助けられながら過ごすことができ、

 

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そんな方々に私自身の成長を見ていただくことが

 

1番の恩返しだと思いますので

 

来年も精進して毎日を過ごしたいと思います。

 

今年も檀信徒の皆さま、妙寳寺に理解のある皆さま、地域の皆さまの

 

格別のご協力・ご賛助をいただき、お陰さまで予定された諸行事の全てを

 

滞りなく行うことができました。

 

心より感謝申し上げます。

 

来年も妙寳寺をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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11月です。

 

今年も本日より千葉県の遠寿院荒行堂にて

 

100日間の荒行が始まりました。

 

11月1日より2月10日まで

 

朝の3時より1日7回の水行で身を清め

 

1日2度の白粥で身を養い

 

読経三昧の修行です。

 

今年は私が初行、再行と200日間共に修行をしてきた行僧が

 

なんと、4度目となる行に入行します。

 

そのお話を聴いて、私自身も何かできないかと思い

 

今年から妙寳寺にて水行をする決意をいたしました。

 

1日1回ですが、本日より来年の2月10日まで精進したいと思います。

 

 

 

 

荒行入行僧の皆様、法華経持経者として、いい行となりますように

 

また、皆様の無事成満をお祈りします。

 

 

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