朝晩少し涼しい風が吹いてきますが
まだまだ暑い日が続いています。
暑さ寒さも彼岸まで。もう少しの辛抱です。
明日から秋彼岸が始まります。
お彼岸は、日本独自の行事であり、
悩みや迷いの世界(此岸)から、
悩みや迷い、煩悩の無い世界(彼岸)を目指し、
修行をする行事です。
一般の方は仕事や生活があるので、
坊さんの様な修行をするのは難しい。
では、春秋の一週間に、修行をしましょう。と始まりました。
その修行とは、六波羅蜜(ろくはらみつ)と言う修行で、
1、布施(ふせ) 見返りを求めない施しをすること。
2、持戒(じかい) 規則正しい生活を送ること。
3、忍辱(にんにく) 色々大変な事があっても耐え忍ぶこと。
4、精進(しょうじん) 日々、努力すること。
5、禅定(ぜんじょう) 心を落ち着かせ、冷静でいること。
6、智恵(ちえ) 正しい物事を見極める目を養うこと。
以上、六つの修行を六波羅蜜と言います。
お彼岸は、六波羅蜜の修行をする期間、そしてもう一つ、
ご先祖様を敬い、亡くなった人を偲ぶ期間でもあります。
ご先祖様がいて、自分達がいる、そのような繋がりを感じ、
感謝を伝える一つの機会です。
生かされている事をご先祖様に感謝をし、
自身も迷いや煩悩の無い彼岸を目指し、修行をする。
この二点を意識していただき、
お彼岸の一週間を過ごされてみてはいかがでしょうか。
また、お寺では来週
令和5年9月24日(日)午後14時より
春季彼岸会施餓鬼法要を厳修します。是非お参りください。
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